ケンカ哲学
未読の本があまりに溜まっていたので今日は読書がメイン。半分くらい読んでいた「サイバー経済学」をやっつけ、さらに気軽に読めそうな糸山英太郎「ケンカ哲学」に手をつけてみたらあまりに面白くて一気に最後まで読んでしまった。
特に株の仕手戦のくだりは緊張感がある。相場が売り崩されそうになって追加資金を頼みにいくときの、
「ここで買い支えると、おまえは本当に勝つのだな」
「絶対に勝ちます」
といったやりとりは完全に映画の世界。しかも当時は場立ちで株の取引をしてたんでしょ?すごい世界だ。
なにしろこの本の教えは、資金と能力と株式市場さえあれば他のものはすべて後から自動的についてくるということ。この本が出たのは去年の10月だが、ニッポン放送の一連の騒動と対比させながら読むと糸山も堀江も見ているものは変わらないことがわかる。彼らは勝負に出て、勝ったゆえにいまの地位があるわけで(ホリエモンはまだこれからもたくさんの勝負があるだろうが)、一般人との最大の違いはリスクを取る覚悟である。
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