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2005.04.19

電波男


 最初に店頭で見て目次だけぱらぱらっと見たときは、ただのオタクの自己弁護かなと思って無視していたのだが、たけくまメモのこのエントリをはじめいくつかの書評を読むにつれ興味が湧いてきたので買ってみた。で、今日読了である。
 ぶっちゃけ、これは共産主義者にとっての資本論と同じくらい、オタクの思想の根幹を成す本ですよ。ここ半年くらいで読んだ本のなかでは最大の衝撃。要約すると、
 

 現代の恋愛の価値観は、社会的評価の高い者と結ばれることによって自分の社会的評価を高めることが目的となっているが、じつはこれは自由競争に名を借りて少数の勝者と多数の敗者をつくり、人々を消費に駆り立てるためにマスコミが巧妙に仕組んだものである。私はこれを恋愛資本主義と名づける。
 だがそこには真の愛情はなく、あるのは見栄と打算である。宮沢賢治や手塚治虫を見てもわかるように、純粋な愛は2次元キャラクターにこそ宿るのである! それは敗北や逃避ではなく、恋愛資本主義に対する階級闘争である!

 という内容なのだが、これがハイテンションな400ページと随所にちりばめられた2ちゃんねる用語で語られる。というかこれも作戦で、普通の言葉で語るとみじめかつ深刻になりすぎるのをうまく回避してるのだ。そしてとどめはあとがき。やや反則気味だが、このあとがきによって磐石の説得力を獲得している。筆者が完全にマジだということを分かるためにも、これから読む人はあとがきを先に読むことを勧める。
 自分もまあ電波男サイドの人間の一人としてこの主張にはほぼ賛成である。恋愛資本主義でもリアル資本主義でも敗者は別の価値観へ移行せざるを得ないのは納得できる。だからといって2次元の女こそが真の愛、というのはどうかと思うが、気持ちはよくわかる。
 なんとなく、現代の価値観の不自然さは皆うすうす気づいているんでしょ? マトリックスやファイトクラブがヒットすることを見ても下地はできているよ。革命の日は近い!

参考リンク
 好むと好まざるとにかかわらず
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