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2005.06.29

社長逮捕

 これ見てびっくり。これ俺のマンションを建てた会社だよ。
 職業柄ヤバい職業の方々との付き合いもあったんだろうが、覚醒剤はいただけないよな。それとも、そうでもしないとやってられないほど過酷な社長業なのだろうか?
 昨日・今日と強い相場だったが、これは6月決算のファンドのドレッシングによる上げ底による部分が少なくないと勝手に読みを働かせてふたたびコール売り主体にシフト。でもIVがあまりにも低く、あまり腰は入っていない。いつの間にか、12%程度のIVは普通だもんな。1年前には考えられない水準だ。

2005.06.28

久々のスーツ

 今朝起きたらどこか体調がおかしい。だが今日は外出の用があり(しかもスーツで!)、嫌な予感を感じつつもこの暑さの中頑張って出かける。たまにはスーツも着ないとネクタイの締め方も忘れそうだからな。
 この気温だと外で上着まで着ていると命にかかわりそうだ。決死の覚悟である。用事をつつがなく済ませ、帰宅後すみやかにシャワーを浴びたものの、異様な疲労感が残っているので熱を計ったら37度あった。経験ではこういう時は肉食って酒と薬飲んでたっぷり寝れば一発で治るので、今日はもうこのスタイルでいくことにしてだらだらする。

2005.06.27

カジノのイカサマ師たち



 これは面白かった。ラスベガスのカジノが実名でビシビシ出てくるので、実際に行った後ならなおのこと臨場感が出てくる。いかにしてカジノをハメて金を巻き上げるかという手口を解説してあり、ふたを開けてしまえばごく単純な心理の隙を突いたものなんだが、実際に実行するとなるとかなりの技術が要る。どこまで実話なのかはわからないが、創作だとしてもギャンブル中毒者の人間模様はよく書けている。
 それでも著者がカジノを愛していることだけは明らか。死んだらシーザーズパレスに埋葬してほしいというあたりは真性だ。
 

2005.06.26

奥崎謙三死去

 この記事より。
 見出しの「ゆきゆきて、神軍」に出演というのは違和感があるな。あれを見ると、天皇の戦争責任がどうかとかいったことではなく、常人とキチガイの差はどこにあるのかについて考えさせられる。
 もう一度見たくなってきたが、レンタルビデオ店にはなかなかないし、あったとしてもこれを機に借りる奴が殺到するだろうな...

2005.06.24

竜馬がゆく 読破



 全8巻を読了。
 「世に生を得るは、事を成すにあり」
 この一言に尽きますね。これだけだとどうしても薄っぺらくみえるが、この言葉が具体的にはどういうことかを示そうとすると文庫で3000ページかかったというわけだ。
 やはりこの手の本を読むと純粋に物事のモチベーションが湧いてきますね。自分が正しいと思ったことは後先考えずにとりあえず行動してみな、と心理的に後押ししてくれる。自分の場合、幸い生活費は相場がもたらしてくれて、目先の金のための仕事をする必要はないという恵まれた立場にいるため、それをちゃんと生かして「事を成す」ようにしなきゃなあと素直に思う。
 高校生のときに読んだ1回目では、純粋に何かしたいなあ、というだけだったが、今はソフトウェアという専門分野がはっきりしているためより行動に結びつきやすくなった。とりあえずは目の前の2つの大きいヤマにチャレンジだ(これの詳細は後日)。

 ただ、4~6巻あたりでは話の展開が遅く若干退屈した。その主因は「余談であるが。」「余談だが。」を連発して挿話だらけになる司馬遼太郎の癖なんだが、まあこれくらいは御愛嬌。

2005.06.23

巧妙なトリック

 そういえば、退職に伴って厚生年金から国民年金への切り替えをほったらかしにしていたので、手続きを求める書類が来たのを機に面倒くさいと思いつつも行ってきた。それ自体は問題なかったのだが、つづいてこんなやりとりが...

区役所の人 「ところで健康保険の切り替えは済んでますか? そうでないと10割負担になりますよ」
     (病院なんて滅多に行かないし、自分の所得を考えると10割負担のほうが安上がりと瞬間的に判断して)「10割負担で構いません」
区役所の人 「何を言ってるんですか!加入は国民の義務ですよ!」

 だったら最初から10割負担というオプションがあるような誘導をするなっての。この人は10割負担と言えば皆びびって加入するという読みだったのだろうか? まんまと嵌められたぜよ...
 義務なのはもちろん知っているが、有名無実化しつつあることを指摘して長々と議論するのもバカバカしいのでおとなしく手続きしましたとも。しばらくすると巨額請求が来るんだろうな。

2005.06.22

予想外の強さ

 どういうわけか予想以上に強い。あとからあとから買いが湧いてくるぜ...
 原油はぶっちぎりに高いし、債券も高値圏で張り付いているというのに株価まで高いというのは普通じゃないので、いわゆる流動性相場を示唆しているのか、さもなくば近日にどれかの市場が急落して調整するかのいずれかだ。さすがに今日の11500奪回でここ数日の弱気見通しを捨ててコール売りをLCするとともにプットを売ってみたが、何か急落がありそうで怖い感じもする。
 なお、今日集計したところ年初来の投資成績は+25%に到達していた。このペースなら年50%は達成できそうだが、長期保有の2314レントラック、6460セガサミーの驀進に支えれていた部分もあるので油断はならない。
 最近注目のD/A氏のような派手さはないが地道に利益を出しています。

2005.06.21

週刊SPA

 週刊SPAに先物・オプション特集があると聞いて期待せずに買ってみたのだが、案の定ろくでもない内容だった。
 オプションについては「SQが木曜日」と書いてあることをはじめ、本当に何も知らない人が記事を書いたのは見え見えなんだが、やはり目に付くのは「ルールに従って機械的に取引すれば素人でも必ず儲かる」と錯覚させる切り口だよな。まあ、「急落時にプットを買えば一日で資金が3倍に!」みたいな煽りを予想していたので多少はましだったかも。
 そういえば1ヶ月くらい前に、このSPAから僕のところへ取材の申し込みがあったのを思い出した。そのときはOKを出したものの、数日後に「誌面に載せるスペースがなくなったのでキャンセル」と連絡があって載りはしなかったのだが、この様子を見ると迂闊に誌面に出ても恥をかくだけだったかもしれん。

2005.06.19

レトロゲームにはまる

 実はここ暫く、高校生のとき以来2回目で司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んでいる。あと数日で読み終わりそうなところまできたのだが、当時のことを思い起こしつつ読んでいたら、無性にあのころやっていたPCゲームがやりたくなってきた。
 で、探してみるとEGG(Engrossing Game Gallery)というサイトがあり、PC9801(あるいは他のマシン)のエミュレータとゲームを割と手ごろな値段で販売していた。
 もちろん、利用可能なゲームは当時のPCゲーム全体からすればごくわずかでしかないんだが、中には思い出深いものもあるのでついこれで遊び始めてしまった。特にウルフチームブランドのゲームがわずかとはいえ入っているのは嬉しい。斬IIのオープニングを見たら一気に記憶がよみがえった。あのころはゲームばかりしていたからな...。下北沢にあった中古売買を装ったコピー屋もよく利用したっけな。
 当時のPCゲームでもう一度やりたいのは、D、轟、ジャパンバッシング、財閥銀行、アトラスあたりかな。よく思い出せばまだまだ出てきそうだが...
 しかし当時の有名ゲームメーカーで今も頑張っているのは結局光栄、ファルコム、アートディンクくらいですかね。大戦略で有名だったシステムソフトは全然違う分野になってしまったし、あのころの魂は失われつつあるなあ。

2005.06.17

いまさらながらEclipse

 もちろんこれまでも普通のJavaプログラムを書くときには使っていたのだが、ここ3日ほど気合を入れてプラグインの構造を解剖してみた。直接的にはこれからやろうとしていることに必要だったからなのだが、せっかくなので根底からマスターしてやろうと思ったのである。
 まだ調べたりないことはたくさん残っているが、Eclipseはよくできた設計思想である。これまではJavaのIDEとしてしか使う機会がなかったとはいえ、3年は前に知っておくべきことであった。我ながらもったいないことをしていた。
 内部を説明したドキュメントはそれほど充実しているとはいえないのだが、ある程度"Eclipse風設計の癖"に馴れてくるとJavaDocを見るだけで大体理解できるようになる。
 とはいってもとっかかりは必要なので、下の2冊の本を読んだ。特に"Eclipseプラグイン開発"は良書。実際にプラグインを開発する用事がなくても、この本でEclipseの構造を学べばソフトウェアを設計する力量は上がるように思う。

   

 しかし、今はまあ「これこそオブジェクト指向!最適な設計!」と喜んでいても、10年もすればちゃんちゃらおかしい内容になっているんだろうな。普遍的な知識がなんともすくないのがこの稼業のつらいところですねえ。

 さてとりあえずはGEFをもっと調べなくては。これはかなりイケているプラグインですよ。

2005.06.15

インターネットの歴史教科書



 これは大著だ。よく調べたなあと頭が下がる。
 「教科書には載らない」と銘打っているだけあって、この本の内容を知っていてもいなくても大勢に影響はないというかムダ知識の塊なのだけれども、現在メジャーになったサイトやソフトウェアは少数の才気ある個人の執念でできあがってきた(そしてその背後には無数の無名者の屍がある)という事実がずっしりと伝わってくる。作る価値があると思ったものは打算や収益性にとらわれず作るべし、ということだな。
 特にパソコン通信全盛時代からネットに親しんでいる人には強く勧めることのできる本だ。
 ただ、索引がついていないのは非常にいただけない。これでは辞典としては使えず、価値も半減。

2005.06.14

下向きを予想

 気がつけば、ひところに比べて市場は閑散としてきている。日経平均先物の出来高が24000枚余りというのは実は今年最低ですね。閑散に売りなしとは言うけれど、このまま勢いなく6/2高値の11374を抜けなければ当面厳しそう。個別銘柄を見ても投機性の異様に高い動きが目立つし、近々ズルっと下げることがあるような気がしてならない。
 まあ現在の水準は4月中旬の急落の後遺症で戻り売りが出やすいし、06年3月の決算見通しは下方修正するところが目立つし、原油相場も一向に下がらないのでよほどのことがないかぎりこのまま上昇していくことはないだろう。
 というわけで、7月・8月ともC120を大量に売り建てています。コール売りはプットと違ってテロや大地震の不安と無縁なのが心理的によいですね。

2005.06.13

ひょんなことからデュアルディスプレイ

 ここ数日、室温が高いせいかPCのファンの音がいつになくうるさい。
  また、久々にデリーのカシミールカレーが食べたくなったので急遽思い立って、夕方アキバに行って水冷PCを探しにいった。
 ところが、なんとなく物色していたらサインはVGAというブツを見つけた。名前はふざけているが、USB接続のVGAアダプタで、手軽にマルチディスプレイ環境が作れるというものだ。
 確かに最近はGUIがらみの開発をしていることもあり、開発環境と実行環境で画面が分かれていると何かと都合がよいな、ということを考えているうちに騒音問題はどうでもよくなってきてこっちに興味が出てきた。
 で、これと液晶モニタを購入し、カシミールカレーはあきらめて帰宅。
 アームの取り付け角度の調整に若干手間取ったが、トラブルなく2台目のディスプレイが動作。ちょっと反応が遅いような気もするが、動きの激しいゲームでもしない限りは問題あるまい。欠点は、このVGAは1024*768の解像度が上限なので大きいモニタがあっても無意味ということくらい。
 買い物に行って予定と違うものを買ってくるのはよくあることだが、今日はさすがに想定の範囲外だった。
 
 なお上記のAmazonのページの
 
 この部分が面白すぎる。やはり用途はこれですか。まあデイトレードに複数モニタが便利だとは思うが、こんな本が参考になっちゃうレベルの人がモニタを並べても使いこなせるのかどうかが心配だが。

2005.06.11

エピソードⅢサントラ


 好評につられて買ってみたが、2枚目のDVDに収録された、エピソードI~Ⅵのすべて(もちろんⅢはわずかだが)を駆使した映像クリップというか総集編がすばらしい。これで1580円は良心的である。環境映像としても一級品。
 いままで公開されるたびに個人的にはいろいろ難癖をつけてきたシリーズではあるが、結局のところこのシリーズが好きなんだとわかった。公開されたら襟をただして観にいかんとな。

2005.06.10

議決権行使の季節

 季節柄、あちこちの会社から株主総会の召集通知と議案の投票用紙が送られてくる。
 今回から、かなりおおくの割合でインターネット上の議決権行使ができるようになっていて、信託銀行ごとにシステムが作られているが、この対応がまちまちで面白い。
 まずひどい例からいくと、みずほ信託銀行である。ざっと目についただけでも、

* 同封されているパスワードを入力すれば即座に行使できてしまう
* メールアドレス等を登録はしない上、「複数回の行使は最後のものが有効」「郵送による行使と重複したときはインターネットによる行使が有効」と明記してある

 といった具合で、たとえば郵便の配達員が中を透かしてパスワードを取得して本人になりすましても、こちらは偽装があったことを知ることすらできないというお粗末なつくりだ。ふつうに印鑑を押して返送するより低いセキュリティというのはいかがなものか。
 でもって、「SSLを使っているので安全です!」と力説していたり、そもそもWebがtable, font, bタグだけで構成された素人臭いデザインなところにやる気のなさがにじみ出ている。作った奴のお里が知れているというものだ。
 
 一方、UFJ信託銀行はこれより優れていて、初回ログイン時にパスワードの変更とメールアドレスの登録を求められるし、きちんのユーザの電子証明書を発行する本格派である。
 しかし、電子証明書が何を証明するものか、なぜ安全性が高いのか、どうなったら不正があったとわかるのかといった知識までは解説されていないのが悔やまれる。こういった予備知識があるのはセキュリティマニアだけなので、一般の人をこういう機会を通して啓蒙するというのは大切なことだと思うんだが。
 よく言われるように、セキュリティは関係者の意識がなければ完成し得ないものだからねえ。

 というわけで、UFJ信託はかなり高評価。もう一息だ。
 みずほ信託は腹を切って死ぬべきだ。のみならず、地獄の火の中に投げ込むものである。(又吉風)

2005.06.08

喜んでいいとはとても思えない

 観客がいないだけなら単に盛り上がりのない試合ですむが、これに必要以上に気合を入れるテレ朝の実況が加わるとじつに寒々しくなる。だが形がどうあれ、代表チームを応援するのは国民の義務だと思うので最後まで見ましたとも。批判の声はあってもやはり中田は必要だった。稲本ではとてもじゃないが代役はつとまらん。
 まあ98年と比べると、アジアの出場枠は4.5に広がっており、しかもイラクが崩壊したとなればよほどのことがない限り出場を逃すことがなかったわけだが、問題はこの実力で本大会に出て恥ずかしくない試合ができるのかということだよな。
 前回のベルギー、ロシア、チュニジアという組分けには「温情」があったと思われるが、次はそんな甘くないはず。ブラジルやポルトガルと当たって軽く一蹴されるような気がしてならない。
 というわけで次の興味は明日午前のアルゼンチン-ブラジルです。

2005.06.07

利益あれども...

 雑誌の原稿を書こうとしたが気合が入らないので(しかし締め切りは今週)、ここ3ヶ月くらいのポートフォリオの推移を整理していたら、3ヶ月で総資産はほとんど変化していないことが判明してちょっと衝撃を受けた。投資活動ではちゃんと利益が出ているので、必然的に出費が大きいということになる。
 すると、出費のうち最大のものはぶっちぎりで去年の利益にかかった税金、それから通常の生活費、住宅ローン、ラスベガスの旅行費用とカジノの負け分、各種の売買手数料といった順位。やはり重税感が強いなあ。ラスベガスに1ヶ月いてもこんなに使わないよ、というぐらいの額だ。

 4月以降は会社を辞めているのでもちろん給料はなく、この間の収入は基本的に相場のみである。考えようによっては、税金+住宅ローン+生活費をきちんと相場でカバーし、旅行をする余裕もあったという点に自信を持っていいのかもしれないが、安定収入ではない(カジノよりはずっと信頼性のある収入ではあるが)し、ずっと相場を張ってこの残高を増やすことだけを目的として生きるのは無理だなあと資産の推移表をしげしげと見ながら思ったわけですよ。

 しかし最近の世界的債券バブルは何なんでしょうね。株価も膠着感が強いし、動き出したら急かもしれん。

2005.06.05

ラスベガス旅行(3) 芸術とエンターテインメント

 今回の旅行で際立っていたもうひとつの側面は、芸術とエンターテインメントの違いである。
 カジノは(人生そのものを賭けるような大勝負をする者は除いて)もちろんエンターテインメントだし、ナイトショーにしても誰もが楽しめるように設計されている。この「誰もが」というところが重要で、観客の言語的・文化的背景とは無関係に、本当に誰でも楽しめるようになっている。
 おそらくラスベガスの場合は、信条ではなく単純に経済的な論理(できるだけ多くの観客が呼べるもののほうがショーとしての採算がよい)からこのようなスタイルになったのだと思われるが、この点が歌舞伎やオペラとは決定的に違う。
 つい我々は、舞台がグルグル回るショーやトップレスダンサーよりも、歌舞伎やオペラのほうが文化的に高尚であると思ってしまいがちだが、そういったものは価値の基準がいまいち不鮮明で、評価が権威主義的なんだよな。
 この記事で連想したが、たとえばゴッホの絵は今でこそ高価だが生前はまったく無価値だったわけで、これほどの落差が出るというのは価値が観客ではなく時の権威者によって決められている危うさがあるということになる。
 実はいままでは、大衆を満足させることをつきつめ、短絡的な娯楽に走るとセックス&バイオレンスしか残らないだろうという理由でいわゆる「高尚な文化」に軍配をあげていたのだが、今回の KA とその後調べた Cirque Du Soleil の他の作品の内容を調べた結果その認識は変わった。いままで高尚だと思っていた娯楽は単に好む観客が限定される「ニッチ」であったにすぎず、理解できない奴は無教養といった議論は誤りである。
 Cirque Du Soleil式の娯楽であれば幅広い層が満足でき、かつ低俗でないようにできる。映画でいえばたとえばインディ・ジョーンズのような存在だろうかね。芸術とはニッチなエンターテインメントの別称だった、というのが今回の発見である。

2005.06.04

ラスベガス旅行(2) 究極生物カーズへの道

 今回はカジノ編。
 当初はポーカーに期待していたのだが、実際行ってみると1テーブルに8~10人もついているため、退屈な時間が非常に長い。勝負になる手は10回に1回くらいなので、これでは1時間で1~2回しか緊張する局面がないことになる。これではダメだと思い、戦場はブラックジャックへ。

 プレイヤーのとるべき行動は確率的にはちゃんと1つに絞れていて、しかもプレイヤー側に不利になるわけだから、ゲーム性はそれほど高くない。イカサマ以外で勝つには確率を超えた直感とか、大金を積んでの一発勝負といった漫画的な行動しかないわけだ。長くダラダラとやっていると必ず負けるようにできている。数時間プレーすればそのあたりのメカニズムは嫌でも分かるわけだが、それでもなぜやりたくなるかといえば適度な緊張感を味わうためという凡庸な動機に行き着く。収益性を考えると株のほうが効率的だし、一攫千金を狙うならスロットのほうがよい。
 で、その「適度な緊張感」のために必要な金額はプレイヤーの経済力によってまちまちなので、テーブルごとに最低賭け金が定められていて、見た範囲では$10~$1000があった。自分はふつう$25、大きく張りたくなったときには$100という感じだったが、$1000というのはさすがに手が出ないな。1回の勝負に1分かからないわけだから、ちょっと運が悪ければ1時間で数万ドルは負ける計算になる。しかもそこには3人も客がついていた。

 一方スロットは、これまではそのゲーム性の低さを正直馬鹿にしていたのだが、キャラクターものはそれなりに面白いことと、MEGA BUCKSのロマンに触れて認識が改まった。
 キャラクターものはいろいろあるのだが、知っているのは映画を題材にしたものだけだった。時節柄かスターウォーズが人気で、他にエイリアン、MIB、ロッキーなど。ロッキーの画面はこんな具合。

 そしてMEGA BUCKSは、累々と積みあがったみんなの賭け金を1発当てるとごっそり、という漫画カイジのパチンコ方式で、見たときには1400万ドルまで積みあがっていた。そしてその数字はリアルタイムに増えていき、1日で数万ドルずつ位上昇しつづけるようである。
 これだけの金額になると、当たる確率はほぼ0とわかっていても手を出したくなってしまう。人生を劇的に変える賞金、庶民がスターになるチャンス、というのはロマンがある。
 一方スロットにもいろいろあって、当たると目の前の車がもらえるというものやら、1ベット$500というものまで。カイジの1玉4000円くらいで驚いている場合ではなくて、現実のほうがはるかに先を行っていた。

 そして強烈な印象を残したのが、2台の$100スロットの中央にイスを置き、うつろな目で両手でそれぞれの台を操作している太った男。なんというかね、金で手に入るものはすべて手に入れたが、金以外の価値から見放され、他にやることがなくなった悲哀を感じましたよ。これこそまさに死にたいと思っても死ねないので、考えるのをやめたカーズである。
 金はたしかに大事なもので、あればあるほどよいのだが道をちょっと踏み外すとこのようなカーズになる危険をはらんでいるというわけですね。どういう状態が幸福かというのは非常に難しい。

 結局終わってみればカジノでは$1500くらいの損失を出した(スロットをやっていなければトントンくらいだったはず)が、それぞれが自由な賭け金で遊べるのは日本のパチンコと違って良い所。あとは勝負をプレイヤー対プレイヤーにして、実力次第で期待値をプラスに持っていける種目があれば言うことはない。
 石原慎太郎が頑張ってカジノをつくってくれんかなあ...

2005.06.03

ラスベガス旅行(1) KAに打ちのめされる

 ここまで狂った街だったとは思わなかった。巨大なホテル、カジノの喧騒、ナイトショーなどいずれも、「欲」を満足させようとするとこうなるのかという驚きに満ちていた。ただし知性はあまりない。いかにもアメリカ的な、欲望をストレートに発散することに最適化された街である。このスケールのでかさは想像以上、やはり何事も体験しなければわからないですね。

 同行者は友人でジャンプで連載中の漫画原作者 I氏、その友人で書店を3店経営するH氏。男だけで行ってもおかしくない観光地ってラスベガスくらいじゃないの、といった話をしつつ出発。確かに男だけでハワイやパリに行ったとしたら単にキモいだけだな。

 行きは直行便だったのだが、乗客はほぼすべて日本人、それも50、60代が中心だった。まあ経済的・時間的に余裕があるのはこの層なので納得はできるがまさかここまでとは。飛行機では隣の奴がなぜかパチスロ雑誌を読んでいてムッとした。せっかくラスベガスに行くんだからもうちょっと空気嫁。

 さて宿泊したのはルクソール。巨大ピラミッドとスフィンクスが異彩を放つ。

 ホテルはどれも巨大なので、地図上では2~3軒隣でも歩くと20分くらいかかることはざらにある。しかもホテル内は案内図がわずかしかないので迷うと際限がない。外に出たほうが迷うことはないのだが、昼間は40度近い気温なので長距離歩くのは危険である。

 看板も巨大なので、すぐそこにあるように見えても油断ならない。下はCarsers Palaceでやっているセリーヌ・ディオンのショーの看板。ここは映画「レインマン」の舞台にもなったホテルだそうだ。

 夜景もきれいなのだが、あまりうまく撮影できていなかったため写真はなし。夜景はここで出てくるとおり。

 ナイトショーはLance Burton, Jubilee, KA, BLUE MAN GROUPの4つを観てきた。Lance Burtonはマジックショーで、昔NHKでときどきやっていたようなスタイルの延長線上にある。BLUE MAN GROUPは賛否が分かれるという評判だったが事実そのとおりで、H氏は気に入ったようだがI氏と自分は×。Jubileeは伝統的なラスベガスのショーで、検索して出てきた下の写真から連想するイメージのとおり。

 しかし何と言っても KA である。さすが制作費1.5億ドルというだけのことはある。最大の特徴は舞台が回転したり斜めになったり垂直にもなったりすることにあるのだが、なにしろその演出と役者の動きの洗練度は圧巻である。映画を100本観るよりもKAを1回観るほうが価値があると断言できる。
 内容は劇とサーカスの中間ということになるのだろうが、この華麗さをあれこれ言葉で論評するのは失礼だと思えるほどに打ちのめされた。創作活動をする者の端くれとして喝を入れられましたよ。ラスベガスに行く人は万難を排して KA を観にいくことを勧める。
 KAの概要はこちら、公式サイトはこちら、同様に打ちのめされた人はここなど。
 終わったときにはこれだけでラスベガスまで来た価値は十分あった、ショービジネス万歳! と思っていたのだが、30分後にはブラックジャックのことで頭がいっぱいになっているのであった。カジノ編はまた明日。

2005.06.02

無事帰還

ラスベガスを堪能してまいりました。
これから何日かにわけてこのツアーの模様をここにまとめますが、今日はもう眠すぎて何もできないので明日からはじめます。

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