ビジュアルプログラミングの見果てぬ夢
今日はもろもろの情報収集などのためESECへ。元の同僚に偶然会ってちょっと雑談というシーンもあった。
重点的に調べたのは、いわゆるモデリングをGUIで行ってソースコードを生成し、開発工数の削減をうたうツールであるが、予想以上に種類が多く機能も似たり寄ったりであった。良いところとしては、以前はそれぞれのツールがすべて独自にいろいろ提供していたものが、Eclipseのプラグインとして提供される傾向になってきたことである。
こういった「お絵かき」で開発が完結するというのは聞こえはいいのだが、結局のところ「絵」にはCやJavaレベルの記述の柔軟性がないのが何とも致命的なのだよな。なんだかんだいってもCは登場から30年経ってもまだまだ現役なのがいい証拠。それでもなお、このようなツールで開発作業を置換できるとする製品が後を絶たないのか?
特定目的に特定の言語というのなら成功例はあるのだ。データベースをいじるならSQLがよいし、ファイルのタイムスタンプによって何かを駆動するにはMakefileがよい。大事なのは、ツールが担当する範囲を適切に定め、その境界の外側とは従来の手法でスムーズに繋がるようにすることであって、全部を置き換えようとすることではない。個人的には、UMLがイマイチ普及しないのも同じ理由だと思う。
一般に、技術的な正しさと市場が求めることとは一致しない場合はしばしばある。今僕が計画中のツールは、技術的には正しい自信が深まったが、他の何でもできる「ように見える」ツールと比較すると機能が小さいように見えるかもしれない。
この計画については、その後にビジネスにするかどうかは関係なく作って公開することは決めているので、判断はそれからでもよいだろう。今の僕の最大のアドバンテージは、作った物が金にならなくても特に困ることはなく、価値あるものを作って世の中に受け入れてもらうことを優先できる立場なので、それは存分に生かしていかないと。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73665/4787444
この記事へのトラックバック一覧です: ビジュアルプログラミングの見果てぬ夢:




コメント
公開を楽しみにしています。
開発環境でのドキュメントツールってホントに普及しないですよね。
エクセル・ワードだったり、専用ソフトだったりして内容的に書き込まれている
要素は共通的な部分が多いと思うのですが書式・フォーマットが違って転用が難
しかったりするしUMLには期待したのですがいまいち普及しないですよね。
オメガチャートのソース公開は、とても勉強になり感謝しています。
ドキュメント類も公開してくれると勉強になるのですがおねがい出来ないでしょうか?
投稿者: maia (2005/07/03 16:18:14)