ジェイコム事件について
ジェイコム事件ではいろいろ考えるところがあった。
今回の件で僕が最も腹を立てているのは東証なんだが、本来証券取引所ってのは「フェアな価格と手法での取引」をする場を提供するのが仕事のはず。
もちろん自由に注文が出せること、約定したものの受け渡しをきちんとすることはフェアであるために必要なことだ。
だが、今回大量保有報告書が出ちゃうくらい買ったところ(モルスタ、野村、など)は明らかにフェアではない。システムの欠陥であることを看破して弱い物イジメをしただけだ。この連中を丸儲けのままにしておく、というのは明らかに公正性を失わせる行為だ。
一方、インサイダー取引というのは同じく公正性を失わせるという理由で禁止されている。この二つに本質的な差はないと思うんだがな。どっちも公正性違反なわけで。
こういうときこそ、フェアとは何ぞや、というところに証券取引所としての判断を示すべきだと思うんだけど、この件での東証は判断を放棄してみずほ証券に責任をなすりつけるばかり。
11/1のシステム障害でも富士通のせいにするばかりだったしな。この体質は腐りきっているとしか言いようがない。
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