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2006.08.25

【書評】イノベーションのジレンマ、LTCM

名著だとは聞いていたにも関わらず、恥ずかしながら未読でした。
要約すると、
* 革新的な新技術は、登場当初は既存技術と比べて価値がないように見える。
* 従って、既存技術において支配的立場にある企業は、新技術に取り組むことはその顧客を満足させるために結びつかないように見える。
* ところが新技術は急速に進化し、ある段階で急速に旧技術を駆逐する
* ものすごい先見性があればこの流れを読みきることは可能だが、現実にはきわめて難しい

また、革新的ではない地道な技術改良が、市場が求める水準を超えた性能に到達してしまいがちという話も興味深かった。

でもこれは、新技術のために大きな先行投資が必要な分野だから言える話で、ソフトウェアの場合はいまいち当てはまらないな...
革新的な新技術、という点ではC,Java,Perlあたりはその資格ありだと思うけれど、導入するのに必要なコストはごくわずかだし、技術自体の価値もさることながら個々のエンジニアの資質や熟練度がモノを言う世界だもんな。


LTCMがロシアの債務デフォルトとアジア通貨危機でクラッシュしたというのは知っていたが、これ読んでもうちょっと詳しく分かった。このファンドの戦略は、微小な裁定取引をするのだけれども激しくレバレッジをかけることで収益性を確保していたわけだから、裁定をクローズするまでの期間に異常事態が起きればそこで終了なのは当然。 いわゆる効率的市場仮説というのが誤りなのは数年相場を見ていればわかるのにね。パニックのために異常な値が付くことはしょっちゅうだし。 この本に書いてあったことだけど、株価変動がランダムウォークだと仮定すると、1日の変動率がブラックマンデーのレベルになるのは、直前までのボラティリティから計算すると「宇宙が始まって以来毎日市場が開いていたとしても一度も起きない可能性のほうが高い」んだそうですよ。 どんなに理論を組み立てても、所詮注文を出すのは人間だからね...

2006.08.22

僕の会社のWebサイトオープン

 今日ようやく僕の会社のWebサイトがオープンしました。けっこう前からレンタルサーバ業者での手続き完了待ちの状態だったんだけど、やっと終わりました。

 http://www.lagarto.co.jp/

 割と「マトモな会社」っぽい雰囲気に仕上がったと思いますがどうでしょう? 胡散臭い印象はないよね? 内容は技術系の人じゃないと会社案内のページくらいしか理解できないかもしれないけれど...

 なお、コンテンツは自分でフォーマットを決めたXMLをXSLTで変換するスクリプトを書いて生成しています。CSSも手書きです。いわゆるホームページ作成ツールはトロくて使ってられねーぜ。

 また、画像は今回のために買ったものと去年のスペイン旅行で撮影したものを混ぜて使っています。トップページの画像は実はいまいち感があるんだけど、代替物が見つかるまでのつなぎです。

 Webに載せてる内容以外の活動も控えてるけど、とりあえずここが今後の活動の橋頭堡なのは間違いないわけで、手抜かずにやっていきますぜ。

2006.08.20

ちょろっと一人旅

 最近、仕事でもプライベートでも何かと深く考えるべきテーマがぞろぞろ出てきている。(特に昨日ね)

 実は、そういうのを考えるのによく使う場所の1つとして僕は「長距離列車」というのがあって、学生の頃は貧乏だったので近距離の切符で改札を出ずに長距離を往復していたけど、ここ数年はそうでもないので現地でちょろっと観光も兼ねて日帰り旅行もするようになった。

 今朝なんとなく早く起きたので久々にそれをやろうと思い立ち、新幹線に飛び乗って決行してきました。目的地は広島の平和記念資料館。

 前にどこかで、「これを見た外国人、特にアメリカ人は激しく衝撃を受ける」と力説しているのを見て一度行ってみるかと思っていたのでね。写真は今日見てきたばかりの原爆ドームです。

 しかし現物の瓦礫や遺留品を見るとなかなか迫力がある。確かに大変な被害ではあるのだが、第二次大戦全体で世界が蒙った損害は軽くこれの100倍はあるわけだし、まったく想像を超えている。これを語るのに言葉は無力。
 これに比べればいまやっているイスラエルとヒズボラなんて戦いのうちに入らんぜ、もう好きにさせておけば?とつい思ってしまったくらい。

 あと、広島に行ってみての発見:

* お好み焼きは旨かった。が、観光客目当てなのかややぼったくり気味。1枚で1100円もしたよ。
* 男は「○○じゃけん」と言うと思っていたがそうでもなかった。(←「仁義なき戦い」の観すぎ)

 車内でいろいろ考えるうちに徐々に元気もでてきたし、いいリフレッシュになりました。

2006.08.17

新会社宛て初SPAM

 ちょこちょこと新会社宛ての郵便物も届くようになってきたけど、数日前はじめてのSPAM郵便が届きました。

 差出人は会計事務所で、経理事務の依頼をしませんかという内容なんだけど、

「御社の設立は登記所の閲覧により知りました。」
「会社名等は公知の事実で個人情報保護法の範囲外です」

 とわざわざ書いてあるのが胡散臭い。そもそもこっちは杉並区、会計事務所は中央区だよ? あと登記も最近設立した会社だけが検索できるようにはなっていないと思うんだけどなあ。

 設立事務をお願いした司法書士が情報をリークしてる疑いが強いぜ...

2006.08.15

靖国参拝を正当化する奇策

 たまには時事ネタも。
 おおかたの予想どおり、小泉首相は靖国神社に参拝した。もはやこれは、追悼のあり方がどうこうではなくて、意地と面子の問題になってしまってるのが厄介なところ。

 事情はどうあれ、首相が参拝をやめれば、「日本は中国・韓国の内政干渉を容認した」と歴史に永久に記録されるわけだから。一方、このまま意地を張り続けても中国・韓国の反発を招くだけなのも確かなので、双方とも面子の立つ形で決着させるしかないだろう。

 実はこの問題について一発で解決する、前から妄想してたアイデアがある。

 ブッシュの靖国参拝

 これはどうか。そして、「これは純粋に追悼の意を表しただけだ」というコメントをもらう。

 参拝すなわち戦争の肯定、というのが参拝反対派の論理の弱いところなので、そこさえ明確に否定すればよいのではないかと。
 中国・韓国を納得させるには「アメリカ様がオッケーと言った」という事実を示すしかないんじゃないのかと思う。

 もちろん、何の理由もなくブッシュが参拝するわけにはいかないから、A級戦犯の分祀をするくらいの譲歩は必要かもしれないけども。これくらいやらないと丸く収めるのは不可能なんじゃないかと思う。

 何かの本で、神道の都合で一度合祀されたものを分祀はできない、と読んだような記憶があるけどそこは何とかごまかして実現しないものかね。はっきり言ってこの問題は議論が堂々巡りなのでもう飽きましたよ。

2006.08.12

Poderosa4とTechnorati

 9日の夜、Poderosa4.0をリリースした。実質的にはβ期間と特に変わったわけではなく、単に翌日にIPAの人も交えて成果発表会と称していちおうの区切りをつけるイベントがあったからなんですけどね。今後ももちろん改善要求やバグレポートはあるはずなので、4.0.1等のバージョン名で継続的に面倒は見ていきます。

 とりあえずの感想としては...

● 長い間、「.NET1.1のサービスパックなし」でないと落ちやすい状態で放置してすみませんでした>皆さん
● 未踏ソフトの支援を受けたのは良かった。振り返ると僕の時間もフルタイム換算で6ヶ月はこのバージョンアップに投入したわけだし、趣味活動の範囲内ではさすがに達成は無理だった。これがきっかけで増えた人脈もポイント。
● ソースコードは8万行を超えたが、ほぼ全部の構造が頭の中に入っているのが自分でも驚き。昔3万行を一人で書いたとき、「5~6万行が一人で管理できる限界かな」と思ったけどあっさり更新した。なんとかなるものですね。

 なお、成果発表会とその後のもろもろの会話で驚きだったのは、割とお偉い人ですら僕に相場の話を持ちかけてくることだ! あの場では「Poderosaの中の人」としての勤めを果たすことしか考えてなかったですよ。やっぱりみんな興味あるんですね...

 Poderosaについては、ここ最近、TechnoratiでのPoderosaの検索結果を見るのが日課になっている。リリース後ぐっと言及が増えてきた。

 Technoratiの何がいいかというと、Poderosaへの批判・悪口を見ることができるから。

 お褒めの言葉はMLや直接のメールでもらうことはよくあるけど、それは「よそゆきの言葉」だから多少の社交辞令は入ってくる。褒められるのは嬉しいけど、その後の成長につながるわけじゃないし。
 一方、批判の言葉というのはどうしても直接は言えないから自分のblogにぼそっと書いてみるくらいしかないもんな。しかも皆正直に書くのでたいへん面白い。ときどき「ぎくっ」としながら毎日見てます。

 幸い、批判的コメントでも何が気に入らないかはちゃんと書いてあるので非常に参考になる。自分が作ったものが世の中からどう見られているかをチェックするにはblogとblog検索というのは本当に革命的。リアルタイムかつコストゼロだもんな。(でもバグレポートだけは詳細をこっちに送ってくれないと調べようがないので、自分のblogに書くだけで放置はしないでほしいところ)

 多くの人が使うソフトであるから全員を満足させることは不可能なんだけど、これらのコメントをどう取捨選択するかで今後が決まるわけだから、このあたりは真面目にやっていくつもりです。

2006.08.08

銀行での出来事

 今日、新会社の口座を作るため銀行へ行ってきたときのこと。窓口は2つあって、それぞれ

* 元気な受け答えをする綺麗なお姉ちゃん
* ぼそぼそとしゃべる冴えないおっさん

 が担当していた。

 番号順に呼ばれていく間、「お姉ちゃんの窓口に当たりますように」と強く念じていたが見事に外れておっさんの正面へ。ちっ、運がねえなあ。

 そんでもって用件を話すと、「会社の登記書類と免許証を見せてください」ときた。

 住所氏名の分かるもの、という意味で言っているのはわかっていつつも、お姉ちゃんに当たらなかった悔しさも半分でつい「口座開くのに運転できるかどうかは関係ないと思いますが」と嫌味を言ってしまったよ。

 手続き自体は代わりにパスポートで無事済んだけど、今回みたいに「免許証を持っていて当然」という態度で接してこられるたびにムッとする。

 事情があって免許が取れない人、信念があって取らない人(僕はこっち)もそれなりにいるとは思うんだけど。
 あるいは、単に「身分証明書を見せてください」と言ってくれればこんな不快な思いをせずに済んだのに。マイノリティの宿命ですかね。

2006.08.06

仲のよい弁護士が必要

 詳細は書けないが、8/3に起きたある事件のためいろいろと心理的にも動揺し、そのためにストップした仕事の遅れを取り返すためにこの土日も休みなく仕事。腰の調子がまた少しおかしくなった。
 あんなことが身近に起きるとはねえ。しかも30代突入の初日に。

 詳細が書けなくてすみません。でもこの件ではいろいろ考えたし、関係のある知人とはいろいろ話もした。一ついえることは、ふだんから懇意の弁護士を一人は見つけておいて、トラブルのときには無条件にそこに頼むと決めておくべきだ、ということ。緊急事態が発生した後で動き出しても遅い。

 一応、ハードディスクがクラッシュしてはじめて日常的にバックアップを取ることの重要性が分かるというようなものだが、今回の件はその比ではないよ。
 これだけだと何がなにやらわからないだろうけど、僕も何か書かないと落ち着かない気分だったのですみません。いつの日か公表できる時期もくるでしょう。

2006.08.03

三十路に大突入

 今日でなんと30歳。オソロシイね。
 まだまだ若造だと思っていたが、そうも言ってられない状況になってきたぜ。

 この間いろいろあったけど、「好きなことを仕事にできている」ということに素直に感謝したいですね。幸福の原点はそこかな、としみじみ思う。

 今日は、ここまでの軌跡にとくに大きい影響を与えた本を思い返してみた。もちろん本以外からも影響はたくさんありましたけどもね。

(1) マイコンBASICマガジン
 特に中学生のときは隅から隅まで読んでた。今のプログラミングの実力の半分は、この雑誌に載っていたゲームのプログラムをカタカタと打ち込み、BASICとアセンブラを習得したことで得られたと思っている。
 僕の世代だとそういう人は少なくないだろう。そこへいくと今は初心者がそういう体験をする場がないので、かなり心配。
 ベーマガについてはここがたいへん詳しい。

(2) あしたのジョー
 漫画ではこれがベストかな、やっぱり。真っ白な灰を目指す人生は現実的ではないが、崇高な理想だ。

(3) 闘うプログラマー
 WindowsNTの開発秘話なのだけど、「困難な目標に辛抱強く取り組む」のが自分は割と好きなんだと気づき、ソフトウェアを書くことを生業にすることを予感させてくれた本。
 実は新しいプロジェクトを始めるときにはかならずこれを読み返している。

(4) ハッカーと画家
これも「仕事に強い心」をつくるのに役立った。サラリーマンを辞めたことを後悔したくなったとき(何度かあった)読み返し、そのたびに辞めて正解と思いなおすことができる。

 まあこれからも気を引き締めて、かといって無理もせずやっていくつもり。

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