フラット化する世界
今週の月・火曜と風邪ひいてほとんど仕事できませんでした。38度の熱は3年ぶりくらいかな? なのでこの本を一気に読み終えることに。
でもまあ風邪ひくと普段できないことができていいですね。この2日間は前から決まってたミーティング1件をこなした以外仕事してないし、あとはちょろちょろ相場見て読書して、ジャン・クロード・ヴァン・ダムのおバカなアクション映画1本観ただけ。優雅きわまりない。
さてこの本だけども、かなり良いです。インターネット普及後のグローバリゼーションとは何かについて概観するには素晴らしい本だし、特にWeb2.0云々といった議論がいかにも矮小に見える。「世の中が大きく動いていることに衝撃を受けて書かれた本」としてはちょっと前の「Web進化論」があったけど、こっちの方がはるかにスケールの大きい視点で書かれている。ただ、上下巻でけっこうなボリューム。
思い切り要約すると、
* 第二次大戦後、世の中に対して力を持つものは国→多国籍企業→個人とシフトしてきた
* 従って、今後は才能のある個人を輩出する国・文化が栄える
* そのためには、教育と法制度が決定的に重要。これまではアメリカが優位だったが、日本・中国・インドの猛追があれば危うくなる。
* 人材養成に失敗し、天然資源もない国は潰れちゃうよ m9(^Д^)プギャー!!
てところ。
この手の本は読み終えたときだけは仕事の意欲がモリモリ湧いてくるのだけど、どうにも長続きしない。やるべきことは山盛りなんだけどこのところ仕事の進みが遅すぎる。しばらくは自省モードです。
最近のコメント