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2006.09.28

フラット化する世界

 今週の月・火曜と風邪ひいてほとんど仕事できませんでした。38度の熱は3年ぶりくらいかな? なのでこの本を一気に読み終えることに。
 でもまあ風邪ひくと普段できないことができていいですね。この2日間は前から決まってたミーティング1件をこなした以外仕事してないし、あとはちょろちょろ相場見て読書して、ジャン・クロード・ヴァン・ダムのおバカなアクション映画1本観ただけ。優雅きわまりない。

 さてこの本だけども、かなり良いです。インターネット普及後のグローバリゼーションとは何かについて概観するには素晴らしい本だし、特にWeb2.0云々といった議論がいかにも矮小に見える。「世の中が大きく動いていることに衝撃を受けて書かれた本」としてはちょっと前の「Web進化論」があったけど、こっちの方がはるかにスケールの大きい視点で書かれている。ただ、上下巻でけっこうなボリューム。
 思い切り要約すると、
* 第二次大戦後、世の中に対して力を持つものは国→多国籍企業→個人とシフトしてきた
* 従って、今後は才能のある個人を輩出する国・文化が栄える
* そのためには、教育と法制度が決定的に重要。これまではアメリカが優位だったが、日本・中国・インドの猛追があれば危うくなる。
* 人材養成に失敗し、天然資源もない国は潰れちゃうよ m9(^Д^)プギャー!!
 てところ。

 この手の本は読み終えたときだけは仕事の意欲がモリモリ湧いてくるのだけど、どうにも長続きしない。やるべきことは山盛りなんだけどこのところ仕事の進みが遅すぎる。しばらくは自省モードです。

2006.09.23

二股疑惑

この朝日新聞の記事のグラフについて。

恋人として交際している異性がいる男性が24.3%、女性31.9%。なんでこんなに数字が違うのか?

もともと男のほうが絶対数で4~5%女性より多かったと思うけど、それだけじゃもちろん説明がつかない差だ。
二股かけてる男がいっぱいいるのか? 一方的に交際していると思い込んでるだけの女が多いのか? 単にこの調査が統計としてダメなのか?

記事ではそこを突っ込んでほしいよなあ...

さらによく見ると、婚約者がいる男性2.9%、女性4.8%。さすがに複数の婚約をする奴はいないだろうし、一方的に思い込んでるだけの婚約もないだろうし、やっぱ調査が根本的に誤ってる気がする。

あるいは何か僕が見落としてるのかなあ?

2006.09.22

偽Office

 今日おどろいたニュースはこれ。中国のソフトメーカーがMS-Officeそっくりなのを出すのだそうだ。
 現実的にありそうなこととしては、完全な互換性がないためにユーザ同士でのトラブルが起きて混乱が増すだろうとか、MSの保有する何かの特許に抵触してアウトになるかもとか、そもそも次のMS-Officeではルック&フィールが大きく変わるので今頃こんなものを出してもすぐ時代遅れになるんじゃないのとか、いろいろ考え付く。
 が、一番気になったのは、似たようなソフトを独立して2つ作ったという社会的損失だ。これだけのソフトを作るのはやはりかなりの手間がかかるわけで、世の中全体ではそのコストを2回支払った(2回目は1回目より安かっただろうけど)ことになる。製造業だったら製造原価があるから開発費だけ増えても影響は限定的だけども、ソフトウェアは製造原価はほぼ0なので純粋に社会的コストが増えただけだ。まさに車輪の再発明。
 今回の場合は、MSが巨利をあげている点につけいったわけだけど、もしこれがオープンソース製品だったらこういう戦略は起こりようもない。例えば、「モジュールのインタフェースがApache互換の、別のhttpサーバを作りたい」という人にとっては、既存のApacheを改造していくのがその人にとっても社会にとっても最小のコストでできるわけだから。
 製薬や映画とかの分野もそうだけど、製造業じゃないのに製造業的な売り上げを上げていかないといかない事業はいびつになるなあ、と思った。あと、オープンソースモデルは経済的にも十分合理的であるということも。
 でも最初から「似せて作った」と宣言するというのはいかがなものかね。これを買うってのは、偽ブランド商品を「傍目には分からないから」という理由で買っちゃうようなものじゃないの?

2006.09.18

温泉旅行

 昨日から今日にかけて、伊豆の温泉宿に行ってました。
 泊まったのはここで、予約したら「一番高い部屋しか空いてない」とのことだったのでやむなくそこにしたら、なんと3部屋(6畳+8畳+12畳)でした!キッチンまであったし、むしろ別荘ですね。2人では広すぎたな...
 ここは広い敷地にいくつかの建物(全16室)と温泉(7つ、一部露天)が点在し、温泉は空いているところは好きなだけ貸切にできるというシステムなのがすばらしかった。温泉はこんな感じ。料理も旨いし、夜は虫の音に包まれ雰囲気は良いし、台風で悪天候ではあったけど大満足。

 1泊だけど、早めのチェックイン・遅めのチェックアウトでずいぶんリフレッシュしました。今回は2人で行ったけど、独りで数日間篭ってとてつもなく複雑なプログラムを一気に書くような用途にも使えるかも、とも思いました。

 温泉は本当に良いね。日本人でよかった!

2006.09.13

【本】Google誕生

Poderosa関係の仕事がとりあえず一段落してからかれこれ2週間、このところずいぶん気合が抜けていた。プライベートでもいろいろあったし、Hearts of Iron 2 (DD)でつい遊んだり。
が、ようやくこの本で目が覚めた。びしっと仕事をする気が湧いてくる一冊。Googleの生い立ちがかなり詳しく書いてあるが、最近ときおりGoogleが見せるプライバシーを支配する暗黒面やAdSenseの不透明性については軽く流し、よい面だけをとりあげているのが気になるけども、読み応えはあった。
Googleの最も凄いところは検索エンジンの魅力を武器に人材集めに成功したところだと思う。勤務時間の20%は好きなことをしていいなど、エンジニアが何を求めるかをよくわかっていて、かつそれを実現する財力があるのは大したものだ。もし僕が今大学生で、もうちっと英語の実力があれば卒業後すぐGoogleに入社しようとしたかも、と思うくらい。
この思想は技術者でない従業員の差別に繋がりかねない危険があるような気もするが、Googleはいまや勝利者だから何やっても正当化されるさね。

2006.09.11

安部晋三が日本国のrootになろうとしている件

 今日スラッシュドット経由で見つけたものだけど、
http://tokyo.s-abe.or.jp/
 この安部晋三のサイトの背景画像が凄い。

 一応、cdしてsvnで何か取得し、configure,とmake、suしてインストール、とそれっぽい手順になっているが、「それっぽい」ということは普通の人はもちろん分からないし、"3rd_gen_koizumi_cabinet"とか"make proud_japan"とかの意図不明なコマンドのほうが注目を集めそう。
 それすら気づかない人は、「背景がマトリックスみたいだ」くらいしか思わないだろうし、結局誰に何を伝えようとしてこういう画像を作ったのかわからんよ。

 でもまあ、総理大臣になるってのは日本国のroot権限なんでしょうかね? rootパスワードは1945年にアメリカが握って以来そのまんまのような気もするけどね。

2006.09.08

最近のジム通い

最近、思い立ってジムで体を鍛え始めた。最近は習慣付ける目的も兼ねて1日おきに行っている。場所は最寄り駅の隣駅だけど、チャリで行くとちょうどいい準備運動になる。
 自分でいうのも何だけど、模範的な生活リズムですよ。典型的にはこんな感じ。

6:00 起床、NY市場の動きと主要ニュースをチェック、朝食
6:30 仕事開始
9:00 仕事中断して相場。適当に注文だしたり日経OPのポジション調整したり。
10:00 ジムへ。午前は空いているので大変快適。
12:00 昼食。
12:30 後場ちょろちょろ見つつ仕事。15:00以降加速。
19:00 仕事終了で夕食。その後は読書等いろいろ。
23:00 ねる

 ソフトウェア業界人としては異例だよね。アメリカ人みたいだぜ。

 徐々に体力が向上しているのが実感できるのは楽しい。気分は三島由紀夫っすよ。でも、昨日も自分の隣にACミランのユニフォーム着た超マッチョの男がやってきておもむろに僕の倍以上の負荷でトレーニング始めたりといったことがあって、こうなると相当引け目感じるんだよな...

2006.09.06

Poderosaとアニメ

最近の日課として、Poderosaに関するblogをtechnoratiで見るというのがあるのだけど、言語を指定しないとノイズが多いので日本語のblogに限定した指定をしている。ユーザの多くは日本人だし、日本語で書かれているならターミナルエミュレータでないPoderosaであることはないので。

ところが、検索結果にはところどころスペイン語のblogが混じっている。スペイン語だとPoderosaは普通の形容詞だけども、今日一つのことに気づいた。これらのスペイン語のblogはすべてアニメの話題なのである。スペイン語が読めるわけではないけど、ジャンルくらいは何となくわかる。

それがなぜなのかを考えて、今日ようやくわかった。日本語指定の検索なのにひっかかるのはblog内に日本文字があるからで、スペイン語圏の人が日本文字を使うのはアニメのことを書くときくらいしかないからというわけだ。なるほどね。

なお、今日最高のネタはこれをおいて他にないな。ここで高橋名人とは予想できない人選。

2006.09.02

宇宙飛行士(仮)

最近更新が滞ってますがちゃんと生きてます。さて今日ジムに行った帰り、自宅と高円寺駅の中間くらいの場所で、新しい店の準備らしき作業をしているのを発見。ところが近づいて仰天しました。

榎本大輔 宇宙飛行士(仮)
乙部綾子

 ですよ。
 だいたい「宇宙飛行士(仮)」なんてふざけた肩書きは初めてだよ。しかも今は失格になったしね。写真じゃよくわからないけど、実は「赤い彗星 榎本大輔」となっている。はいはい勝手にしてね。

 ライブドアの残党が何か始めたのかな、と思って帰宅後調べたら、
http://poshme.jp/
 ここの施設らしい。設立の紹介は
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/07/web20.html
 にあった。

 この見た目だけで判断するのは何だけど、企画とノリだけで突っ走る体質は変わらんものですね。一応地元なので、今後どうなるか生暖かく見守ります。

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