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2006.12.28

今年をふりかえって

 今年ももうすぐ終わりなので、一年のスケジュール帳や作業日誌などを振り返って書いてみる。

【相場】
 ライブドアショックってまだ今年だったのだね。あのときは本当に命に関わるかと思う損失を食らったけれども、その後持ち直して年間の投資成績は+15%くらい。近年では最低の成績だが仕方ないね。
 集計してみるとオプション取引の手数料負担がかなり大きい。夏以降、オプションのメインを松井証券にしてからかなり安くなったけどそれでもまだまだ。大体、手数料の合計だけで既に住宅ローンの支払いより多いというのは我ながらいかがなものか。

 見通し的には、少なくともアメリカはもう景気減速中のはずなのに株価は妙に強い。来年も暫くはこの調子なんだろう。

【仕事】
 Poderosaに当初予定の1.5倍は時間がかかったことと、その後もいろいろ想定外の事件が発生したことで新プロジェクトの遅延が凄いことになった。満足度は50%。
 だが、今度こそ来年は世に出せそうだ。勝負の年になるだろう。
 でもトレーダー向きのツールなので、完成が近づくとこれで自分と仲間内でのトレーディングに夢中になって開発が進まなくなる予感も。

【映画】
 なんだかんだで今年は60本観た。が、新作で面白かったのはインサイド・マンとユナイテッド93くらいだった。今年の収穫は今まで食わず嫌いだった古い邦画に目覚めたこと。兵隊やくざ、トラック野郎あたりが当たりだった。

【サッカー】
 やっとインテルの時代が来た気がするが、ここまで強いといまいち興醒め。横綱相撲はもう飽きてきたよ。

【ゲーム】
 今年は Hearts of Iron II に尽きる。第二次大戦近辺の歴史が好きな人にはたまらない。もし今高校生だったら学校さぼってやりこんでいた自信がある。
 いろいろな遊び方を試してみたけれど、このゲームは海戦が淡白なので陸上で戦わないと面白くない。一方独ソ戦は何度やっても緊張感ある。

【贅沢】
 今年は遊びでの旅行が4回(ラスベガス・伊豆・大阪・鹿児島)。
 あと旨いものもたくさん。12/23に2人で16万のディナー(これは1回の食事では生涯最高額)をはじめ、クレジットカードの履歴を見ると3~4万円の食事が月2~3回ペースであった。
 もうちっと倹約しないといけないような気がしつつも、いつまでこういう金銭的/時間的余裕があるかは全くわからないのでできるうちにやっておこうというのが先に来てしまうね。

 実はサラリーマンをやめてもうすぐ2年になろうとしているのか。もう2年なのか、まだ2年なのか。来年もがんばります。

2006.12.22

【本】教育基本法


 いつの間にか更新日数空いてしまった。最近はそれほど忙しいわけでもないんだけど...
 さて、なぜ教育基本法を変えるのか(誰が変えたいと意図してるのか)を知りたくてこの本買ったのに、「改正案のここがダメだ」「私は変えるのに反対だ」「改正案は教育現場の実態に合っていない」という話でほとんど終始してた。Amazonでタイトルだけ見て買うからこういうことになるんですね。不自然な議論であることは前からわかっていて、なぜいま政府が突然強硬に出るのかが謎だったのに。
 しかし断片的な情報を総合すると、

* もともとは、教育関連の予算確保を目的に文部科学省が教育基本法改正を企画した。
* それに、憲法改正への準備運動として教育基本法を変えたい現政権の思惑が一致した。
* 安倍政権の目的の一つは明らかに軍事力の強化。(防衛庁は省に格上げになったしね)

 いずれにしても現場からの要望で出た法案ではないのは確かなので、現場の支持がないのは当たり前だし、この本の執筆者(教育学者・法学者が多い)もほとんどがいかにも頭の堅そうなじいさま・ばあさまなので目新しいことを言う人は少ない。

 だが一つだけなかなか大胆な予想をしてるのがあった。要約すると、
 「小泉政権以来、若年層に厳しい経済政策がつづいているが、これは意図的なものである。近い将来に困窮した若者を社会に溢れさせ、そこで究極の失業対策として軍隊の創設があるだろう」と。
 ほんとかね。そこらのニートやフリーターを集めてきても兵士として役立つようにするには相当道のりがありそうだけど。

2006.12.13

Winny判決

 「自由な技術開発を妨げる」という理由で有罪判決を非難する人が目に付くけど、今回の場合は違法な使われ方がなされているのを助長する方向で開発が続けられたんだから有罪は仕方がなかろう。この方向が無秩序に拡大され、例えば僕が作ったPoderosaをWebサーバをクラックする悪人が使ったために僕が不正アクセス禁止法違反幇助に問われる、といった可能性も0ではないが、ここの判決要旨を見ると

 結局、外部への提供行為自体が幇助行為として違法性を有するかどうかは、その技術の社会における現実の利用状況やそれに対する認識、提供する際の主観的態様によると解するべきである。

 とあるので、将来もこのとおりに正しく一件ごとに判断がなされるのであれば一応は評価できる判決だと思う。ただ、検察も裁判官もソフトウェア技術に関しては素人だから、常に正しい判断がなされると期待するのは難しいとは思うがね。

 この件で一番納得いかないのは、Winnyがここまで広がったのは「何でもタダで入手できる」と煽って親切に使い方を説明したPC雑誌群であるにも関わらず、それが放置されてることだ。今回の判決理由を見ても、あの一連の雑誌が著作権法違反幇助でないと言い逃れるのは不可能だろう。
 結局、検察にとっては「金子勇」という一個人を見せしめにすることで事態を収拾させようとしたわけだね。出版社を何社も訴えるほどの気合はなかったということだ。

 しかし、もしある段階でWinnyをオープンソースにして、ソースコードのコミッタが世界中に何百人もいて、その全員をもってWinnyの共同作者という運営にしていたならばこういうやり方で決着を図ることはできなかっただろう。もちろんオープンソースにすると、利己的なふるまいをする派生バージョンが出るといった弊害もあるだろうが、お上に対抗するならそれくらいしないとだめだろう。

 一方、一度できてしまったWinnyネットワークは今もなお存在しつづけ、一度流出したものを止める手段は一切ないというのはなかなか恐ろしい。たとえ金子氏がコンテンツの著作権に配慮した改良版を公開したとしても、それが「匿名かつ無料で著作物取り放題」という特徴を備えていなければ、ユーザは旧Winnyを使い続けるわけだから。

2006.12.11

ソフトウェア開発計画

 久しぶりの更新。
 最近は新プロジェクトにほぼ毎日取り組み、一応出来上がったモノのクオリティには満足できているものの、なにしろ時間がかかりすぎ。ソフトウェアの開発計画が遅れるのは世界のどんなプロジェクトでも共通しているけど、今回のは半端でないよ(もちろん自慢できることじゃないが)。
 思い起こせば、アイデアの源流は2004年に思いついたもので、当初はサラリーマンを辞めたらこいつに注力しようと思っていたんだよな。記録をもとに変遷をまとめると、現在の開発計画がまとまったのは2005年の8月くらいだ。

● 2005年8月
 11月(もちろん2005年の!)を完成目標とする。
● 2005年9月 先にPoderosaに注力することにしたため、2006年7月に目標延期。
 これは計画自体の変更なので見通しの甘さとは関係ない。が、この時点ではPoderosaは2006年4月までで片付ける気でいた。
● 2006年8月
 Poderosaが予定を大幅にずれこみつつ一段落。計画を練り直し、2007年1月を目標として再出発。
● 2006年9~12月
 微調整を経て、現在は2007年2月がターゲットになっている。

 もっとも、これは誰かに頼まれたものではなく自分の企画なのでどんなに遅れてもどこからも文句は出ない、という安心感が遅延の最大要因ではあるのだが、ここ1年くらいの経験を通して分かった「ソフトウェア開発を遅延させない心得」としてはこんなものがある。

(1) 作業全体を「1日に2~3項目」の単位に分割して計画を立てる。1項目につき1~3時間の作業量になる。もちろんあまり先までは決めるのは無理だが、常に1週間分くらいは計画ができていないとだめだ。単位が大きすぎて「3日でデバッグを終える」みたいな大雑把な見積もりをしていると、数時間を無駄にしても遅延が把握できない。
(2) 人間誰しもやる気の出ない日はある。それは仕方ないが、そのダメな雰囲気を次の日に持ち越さないため、必ず少しは進める。関数1つの実装、テストケース1つの整備、その程度でもよいので前進させておくと精神面がずいぶん違う。なお、やる気の出ない日は無理をせず堂々と映画みたりゲームしたり酒飲んだりするのがよい。
(3) 予定を遅延した場合、その理由を検証する。何に気づいていればより正しい見積もりができたのかを考え、次に反映させる。

 ここまでは世間のプロジェクトマネジメントの本と大して変わらないが、次はけっこう違う。

(4) 当初計画に「予備の時間」を入れるのは誤っている。それがあると単にだらだらする時間の温床になるだけだし、そんなものはあってもなくても必ず予定よりずれる。現在は予定より○日遅れている/進んでいる、という現状を把握していれば十分。どちらにしても、計画にある「1日に2~3項目の仕事」をリストどおりこなしていく。

 もちろん最後のは、デッドラインが決まっているプロジェクトではこの限りではないだろうけれども。

 あと、これは僕だけかもしれないけれども、こんなふうにしている。

(5) 半端な状態で一日の仕事を終えるのは良いこと。再開したときスムーズに入っていける。コンパイルも通らないソース、簡単に再現できるバグ、これらは「半端な状態」を作るのに便利な材料だ。
(6) なんだかんだいっても、本当に集中して仕事できるのは一日に3時間。その時間帯に、一日で一番複雑な作業をするようにする。
(7) 認識しているバグが1つでもあるときは、新機能の追加をしてはならない。既知のバグをつぶすことは何よりも優先する。

 偉そうなことを書いてみたけど、それでもなかなかうまくはいかないものだ。やっぱり気がつくと2chやYouTubeでだらだらしていることもしばしばあるし。まあ、プロジェクトが伸びてもとりあえず相場の収益のおかげで食うには困らない、というのが危機感の欠如に繋がっているんだけど...

 なお、この件は株のトレーディングにからんだソフトウェアです。そのうち人員追加のための人材募集やら、トライアルユーザの募集やらをしていくことになるでしょう。

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