昨日の件
こんな事件は相場を見はじめて以来7年にして初めてのことだ。
木曜の引け付近でプットのIVが軒並み40を超えてきたのを見て、さすがにこれはもうパニックだと思い売りに走ったのが運の尽き。これでその晩のNYが急落だったら金曜の寄りであきらめるところ、変に下ヒゲつけてきたのでつい持ち越してしまったのがまずかった。気づけばかなりの敗北。
「こんな異常な相場につきあって投げてたまるか」と思ってしまったのが敗因だなあ。異常性という点では、9.11直後やライブドアショックよりも今回のほうが遙かに上。金曜の引け間際付近では下のほうのプットのIVは60、ATMでも40あった。9月の一番下のプットのP120の引け値が100円だよ。サッカーで言えば、後半のロスタイムだけで3点差をひっくり返して逆転するくらいのありえなさだろうし、今後10年の最高IVであるとしてもおかしくない。
その後考えて、もういままでのようにブンブン全力で振り回すトレードはやめることにした。前からオプションで失敗するたびに似たようなことは考え、そのたびに1ヵ月くらいの休息の後復帰していたけど、次の3つの理由で今度こそ本物。
(1) 今回の異常性はこれまでの統計的事実や確率論を超えている。
(2) いまや僕にも守るべき家族ができつつある
(3) そんなに相場で頑張らなくても生活は十分維持できるくらいに本業が充実しつつある(ようやく最近ね)
そうはいっても、オプション取引の通算成績で見ればまあ圧倒的にプラスではあるんだけど、もし今回の2倍の下落がいっぺんに来たとしたら今度こそ破綻だからな。「勝ち逃げ」をするにはいいタイミング。上の(2)(3)がなければ勝負を続行するところだがここらへんが潮時と思いましたよ今回は。
少なくとも月曜の寄りは高いので、残存のプット売りを閉じて静養しつつ次の戦略を考えるぜ。相場自体から手を引くわけじゃないからね。
FRB緊急利下げは意外で、もしこれで混乱が収まらなければメンツに賭けて次の手も打ってくるだろうけれども、問題は「マーケットが最後まで中央銀行をシカトした場合」だよなあ。「そんなわけはない」と高をくくるのは簡単だけれども、そのツケは高いというのが今回の学習である。
究極のところ、市場原理主義の絶滅にまで発展しかねない、というくらい今回の問題はでかいのかもしれない。
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