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2008.03.28

誰が書いても同じコードとは

 結婚式から5日。
 やっと日常が戻ってきた。が、もはや正真正銘の夫婦であるのでその点が気分的にやや違うなあ。もはや裸一貫ではなくて、守らなくてはならないものができた、というのは確かにそうなんだけど、人生そのものは守りに入らないようにしたいな。

 そんでもって明日から旅行です。4/5に帰ってきます。

 最近見たblogでびっくりしたのはこれ


大手SIerの方々と話をする機会があって、そこで出てきたのが、「誰が書いても同じコード」になることが重要で、それを実現するために、ドキュメントをいっぱい書かなくてはいけないという話。大手SIerは、大体同じことを考えていると思います。

 まだソフトウェアづくりが製造業の(あるいは、産業革命で確立した経済効率の)真似でできると思っている人が世の中にいたのか!
 誰が書いても同じコードになるくらいなら、かなりソースコードに近いレベルの詳細なドキュメントが必要になるはずだけれども、それは誰が書いて検証するんでしょうかね?

 ソースコードなら、ユニットテストを走らせるなり直接動かすなりして動作確認できるけれども、ドキュメントはそれ自身の矛盾や欠落があっても検証できない(コードを書いて動かしてみた段階でしかドキュメントのバグがわからない)というのは本質的な性質だ。

 どういうドキュメントや手法を使おうとも、誰かが何らかの方法で「要求仕様」(それも多くは曖昧な要素が含まれる)と「ソースコード」の溝を埋めなくてはいけないわけで、全体の複雑さが変わらない以上ドキュメントに頼るよりソースに頼るほうが検証可能なぶんだけお得と思います。

 自分の経験では、読むときに役に立ち、書くのも苦でないドキュメントの分量の目安はソースコード1万行につきA4で1枚くらいだなあ。これ以上細かいことはソース読んでね、で十分と思う。

 そんなわけで1週間遊んできます。戻ってきたらTacticoのつづきをバリバリやりますよ!

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コメント

>まだソフトウェアづくりが製造業の(あるいは、産業革命で確立した経済効率の)真似でできると思っている人が世の中にいたのか!

います。特にI社、H社関連。
そういう妄言吐く人が上のほうにいるとデスマーチフラグON。

そうでしょうか。私はそうは思いません。
ソフトウェアは高次の産業ですが、今まとめ切れてないのは、言語が次々と生まれているだけだと感じています。

低次の産業で、例えばLSIが異なる周波数や進数をしゃべったら、今のソフトウェアと同じ状況になるだけでしょう。
成熟して、1つに収まったからこそ出来てるだけのこと。
高次でここまで派生してると出来ないように見えますが、ある言語に絞ってみれば、出来ない話ではないんですよね。

大風呂敷を広げて対応言語増やそうとかやってる限り絶対来ない領域でしょう。ただそれだけのことです。

細かいことはソース読んでねってことは
うちらプログラマに「ソース読んで調査→報告」係をずっとやらせる気?
「これ以上細かいことはソース読んでね、で十分」なのは誰にとって?
何かだいじなことから目をそむけてない?アナタ。
期待してます。

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