最近のトラックバック

2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009.03.31

料理人とエンジニア

 昨日神楽坂の虎白という店で飲んだときに、人生の先輩から出た話。

 世の中には旨いものを出す店は数あるが、ネタの良さで決まってしまう料理というものがある。典型的には刺身や寿司で、これは料理の腕前ではなく築地にコネがあるかどうかで決まってしまう。もちろんそういうのも旨いけれどもそれは普通に旨いだけだ。本当に客を唸らせるのは、普通の材料を使って味と意外性で高いレベルに達した料理である。そういうのが料理人の腕の見せ所だし、高い店に来る客は素材の良さだけで旨いものは大抵過去に経験があるので飽きてしまう。

 起業でも同じで、たまたま官庁や銀行や通信キャリアのような客を持つコネがあれば、別に自前のアイデアや技術がなくても食うには全然困らない。中抜きして別の下請けに出すだけでもずいぶんと儲かってしまうからな。(みなさんの周りにも、これといった技術や人材がないくせにポジションの良さだけで儲けてる会社の1つや2つあるでしょう?)
 でもエンジニアとしてはそれではダメで、「普通の材料を使っていい味を出す」アイデアとスキルで勝負すべきだし、それはエンジニアとしての満足感のみならず客にとっての意外性と満足感にもつながるはず、ということだ。

 そういう点では、料理人の世界とエンジニアの世界は通じるものがある。いいコネがあるとついそれを使って楽をしたくなるが、それでは成長がないし、必ず後で新興の若い勢力に負けてしまう。

 目先僕にとっての開拓地はiPhoneなんだけど、ちょっと最近研究が止まってる。夏に出る新バージョンのAPIも早く探求すべきなんだけどな。家に帰ると娘の相手するだけで寝る時間になってしまうんだよなこれが...。

2009.03.26

cygwinでの謎エラー

ふだんWindows上での雑多な作業はPoderosa+cygwin上でやることが多いのだが、ここ数日になって突然、謎のエラーが出るようになった。
ひどいのがsubversionで、
linked dll data write copy failed
というようなメッセージが出て操作ができない。何度か繰り返すうちにはうまくいくので余計にわからない。
ぐぐると同様の症例はあって、それによると次のようにして解決するらしい。

1. まずcygwinを使っているすべてのプロセスを終了させる
2. cygwinのash上で、/usr/bin/rebaseallを実行。(ash以外のシェルから起動してはならない)

 rebaseallが何をするツールかもよくわからなかったが、確かにこれで解決した。

 しかしこれだけ毎日Poderosa使ってるんだからもっとちゃんとメンテナンス活動をすべきなんだが、他の仕事が忙しすぎる、ユーザの立場では現状のPoderosaで機能上の不満が全くない、という理由で放置になってしまっています。自分で作っておいて、しかも以前は税金を投入してバージョンアップをしたソフトでありながら社会に還元しないのはたいへん申し訳ない。
 しかも今週から里帰り終了した妻と娘といっしょに住んでおり、ある程度覚悟してたとはいえ自由な時間が見事になくなることに驚愕しとります。泣きやまないときはマジでつらいわ...

 泣いてないときは信じられないほどかわいいんだけどね。これだけ手間をかけて20年子育てしてただの派遣社員とかになったら無念すぎて死ねる。

2009.03.20

サラリーマン辞めて4周年

 サラリーマンをやめたのは2005年3月末だったのでほぼ4年になる。サラリーマン時代は2社で計4年半だったから、もうすぐやめてからのほうが時間が長くなることになる。
 子供も産まれたことだしこれまでの歩みを思うと感慨深いものがあるが、サラリーマンはやめて良かったとはっきり言える。まあ自分の仕事のスタイルは良く言えば孤高の職人、悪く言えば協調性ゼロで独裁的であるから、仮に4年前のあのとき思いとどまったとしても別のタイミングで辞めていたとは思うが、なかなかの冒険だったのは確かである。

 世間の景気動向とは逆に、明らかに風向きが変わってきていい感じになったのはここ半年くらいだ。見通しとしては、今年1年の収入はサラリーマン時代の4年半を全部あわせたより多いし、今後最低3年はそのペースが維持できそうな雰囲気はある。その前には、2年間の収入が未踏ソフトの500万位だけ、という時期もあった(その間は相場の利益で生活費を出していた)から、トータルとしてはようやくバランスがとれたとも思う。そんでもって、仕事に明るい見通しが出た矢先に去年秋の株価暴落で直撃を食らい、運用益で生活費を出すのは困難な水準に叩き落とされた、というのは運命的なものを感じる。

 なにしろこれまでの経験で思うのは、ソフトウェアで仕事をするには、作ったものが「資産」になる仕組みでないとやってられん、ということだ。成功のための鉄則とまで言っていいかもしれない。サラリーマンは書いたものの著作権を会社に渡すし、一般的な受託開発でも著作権は発注側にあるから、この場合はいかに割が良くても所詮は時間の切り売りに過ぎない。
 一方ソフトウェアを資産として見ると、形になるまでの初期投資は大きいし、失敗すれば丸損だからリスクも大きいが、そこを越えれば収入を産む資産になってくる。原野を開墾して畑にするようなものだ。

 資産を持っているというのはやっぱり有利なことで、マンション一棟持ってれば家賃収入だけで十分食っていけるし、東京電力50万株あれば配当で食っていけるし、100億円くらい現金があれば銀行の定期預金ですらOKである。資産があるってのはそういうことだ。ソフトウェアの場合、経年劣化は不動産より激しい(生のWin32アプリの資産価値は今はわずかだし、Win16やMS-DOSはさらに微小な価値しかない)が、資産を得るのには金銭的な元手はさほどいらず、アイデアと根性と時間だけで手に入るのがすばらしいところだ。自分の時間ではなく資産に富を産んでもらうようにしないと楽にならない。「働いたら負け」は返す返すも名言だ。

 しかし、Tacticoプロジェクトに着手して既に27ヵ月ほど経っている。初期には毎月7000~8000行コードを書いていたのが、最近は周辺との整合性を取る作業が相対的に増えたので、新規コードは4000~5000行に減ってきた。
 今思うともっと時間を短縮して同じ水準に達する方法があったような気がしてやや悔やまれる。確実なのは、相場に気を取られたり、必要以上に酒飲んで翌日に影響が出たり、2chその他のサイトをぼんやり見てる時間だよなあ。これだけでも2~3ヵ月分のロスになっているっぽい。リソースの適切な配分は永遠の課題だわ。

2009.03.06

【本】徹底抗戦

 さっそく読んでみた。今このタイトルにいちばんふさわしいのは小沢一郎じゃねーか、というのはありますが。

 ライブドアの一連の不正経理は宮内らの側近がやっていたことで、自分は身に覚えがない、というのは確かに堀江自身にとっては事実なんだろうと思う。宮内の横領疑惑はうやむやのうちに不起訴になったのを見ても、そこに司法取引っぽいのがあったのはたぶん間違いない。

 ただ、この本にあるように、「法に照らして違反だとは思えない(譲歩しても"疑わしい"レベル)ので自分が罪に問われるのはおかしい」という主張はこの国では通らないのである。日本は法治国家のふりをしてるだけで、実際のルールは違うところにあるというのを、日本で生まれ育っていながら理解していなかったのは稚拙なんじゃないかと思う。
 日興コーディアルはライブドアと同等かそれ以上に悪いことをしていたのに誰も逮捕はされていないし、身近なところではパチンコが明らかに賭博なのに黙認だったり、派遣労働者の事前面接(これは違法だが僕も含めてみなやっている)とか例はいろいろある。過去の、政治家が逮捕されるような事例ではほとんどそうだ。彼の逮捕前のフジテレビ関係のゴタゴタの過程で、そういう暗黙のルールに違反してお上の怒りを買った、というのは必ずあるはずだ。
 こういうのは僕も正直気持ち悪いのでなんとかしてもらいたいが、そう簡単なものではない。

 あと、「自分は会社と株主のために全力で頑張ってきており、やましい点はない」というのもなんだかな。会社の規模を拡大する過程で優秀な技術者が何人も退社していたり、露骨なMSCBで既存株主にダメージを与えた点に触れないのはずるいというものだ。
 たぶん、金銭的な利害関係でしか結びつかない仲間が多くなったうちに本人の感覚もゆがんできたんだろうな。金は仕事をするうえで最も重要な要素だし、彼の言う通り金で解決できない問題などほとんどないのだが、それでも金がすべてというわけではない。そこを超えた仲間がいないと仕事は面白くならない。

 というわけで事件そのものについての情報という点では目新しいことはない本だが、拘置所内の体験記は面白かったのでそれだけでも読む価値はあるよ。

2009.03.01

羽田空港


 最近妻と娘に会いに行くために羽田-小松便をよく利用するのだが(月に2回ペース)、何度か乗っているうちにいろいろ小ワザを習得してきた。

●預け入れはなるべくしない
 もちろんよほど大きい荷物があるときは無理だけど、かなりの場合は機内持ち込みできる。規定では「機内持ち込みは1個まで」となっているようだが誰も守ってない。このあたりのルールがどうなっているのかはよくわからないが、預入をすると到着したあとかなり待たされるのでこの差は大きい。
 また、(少なくとも国内線主力のB767では)座席上の荷物収納は中央部より窓側のほうが高さのある荷物を入れられる。大きい鞄があるときは、窓側の島の座席を指定しておくとよい。

●JALかANAか
 料金はほぼ必ず一緒なので都合のよい時間のフライトのほうで決めればいいのだが、羽田空港は東側の滑走路が離陸、西側の滑走路が着陸用である。ターミナルは東側がANA, 西側がJALなので、着陸してから飛行機を降りるまでの時間はJALのほうが早い。ANAで後方の座席とJALで前方の座席を比べると10分くらい差が出る。その後の電車の接続がシビアなときなどはこれは重要だ。
逆に離陸はANAのほうが早く、JALだと飛行機が動き出してから離陸するまでかなり長くかかる。

●京浜急行の罠
 空港とのアクセスはモノレールと京急があるが、平日の朝・夕は京急はなるべく避けたい。蒲田との間ですらほとんど各停だし、その先も品川方向・横浜方向とも通勤電車モードなので遅いし混んでるし遅延もよくある。山手線の駅とかに京急のポスターがあって「羽田まで○分」などと大きく書いてあるが、これは最速のときの話なので鵜呑みして平日の朝に羽田にいくと遅刻の危険が大である。

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »