独立は人生のハック
最近話題になっている、欠勤中のブログ更新で解雇云々の件について。
概要はこんな感じのようだが、サラリーマンはやっぱこういうの気にするんですかね。僕の場合は「業務時間」という概念そのものがないからなあ。平日の昼間でも、相場がちょっと面白そうな動きしてればトレードするし、気分が乗らなければ適当なところで家に帰る。マンガを読むこともあるし映画を見ることすらある。
一方、帰宅後も酒飲みながら仕事することもあるし、ベッドの上でも仕事のことを考えていることは多いし、土日でも必要があればもちろんオフィスに来る。
すぐれたプログラマーはこういうスタイルが向いているということを知っているので、いまの従業員に対しても同様である。
仕事ってのは時間をいくら投入したかではなく、約束した日までに約束したことをするかどうかが全てだと思うんですがどうなんでしょうかね。仕事全般もそうだし、ソフトウェアを書くのは特にそうだが、「こころ」の問題が大きく作用する。体調が良いときにやる気のある機能を作るのと、体調が悪いときにやる気のない作業をするのは正直に100倍の生産性の差がある。
仕事というもの自体は面白いことだけれども、やりたいことをできるだけ多くやり、やりたくないことをできるだけ避け、仕事量に対して金と名誉をできるだけ多く得るかが考えどころだからね。
そう考えると、僕が独立自営の道を選んだのは、そういう時間効率の悪いタスクをできる限り排除することだったのだなあと思う。とりわけ、チームプレイが苦手な僕のようなタイプには向いている。
ハッカーの技というのは華麗なコードであっと驚く機能を実装することだけれども、人生そのものをハックする有効な手段が独立だ。上場できるような会社をイチから作るのはさすがに大変だけど、自分と仲間が楽しく仕事して生活に十分な金を稼ぐ程度のことならハードルはぐっと低い。いまとなっては、サラリーマン時代に朝から晩まで仕事して、毎月数十万程度の金で満足してたなんてアホとしか思えないぜ。
でもこの程度のことを理解するのに大学出て何年もかかったのだから僕もトロかった。ホリエモンあたりは学生の頃から気づいていたはずなのでレベルの差を感じるぜ。
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