マネックスJoo
今度こそ正式発表です。
Tacticoの次なるEditionはMonex Jooです。プレスリリースにはラガルト社とは一言も書いていないし、VisualStudio風のドッキングウィンドウを採用したためこれまでとは使用感もかなり変わっているので別物に見えるかもしれないけれども、これのクライアント側のコードはほとんどが僕の書いたものです。
いろいろ事情があって(といってもその80%は「時間的余裕がない」に尽きるんだが)、Tacticoの個人向け版は今や相当手抜きになってしまっているのが既存ユーザには申し訳ない。
でもまあ、証券会社と組んだほうが、ツール上で直接発注できるしリアルタイムデータはバンバン取れるしプロモーション活動はお任せできるし金銭的にも(少なくとも短期的には)好条件なので、やはりこちらを優先せざるをえないのです。
地道に個人ユーザの声を拾って機能改善していくのももちろん大事なのだけれども、それだけで「メジャーデビュー」は難しい。
でもまあ、証券やFXの会社を主要顧客としていながらこんなことを書くものアレだけど、どの会社を使っても「効用」としてはほとんど差がないのだよな。ドル/円はどこで取引してもドル/円で、スプレッドやスワップポイントの差が多少あるにしてもさほどのことはない。
そこが「周辺機器」のつらいところだ。PCの世界に例えていえば、ハードディスクやメモリは規格が決まっているからどのメーカーのを使ってもよいのと一緒である。この世界では、規格を自分で決めているところでないと利益は出ないようになっていて、要するにインテルとマイクロソフトが巨利を手にしたわけだ。これは歴史の教訓。
相場の世界でも、PC市場に比べれば小さいだろうけど似た構造があるはずで、最終的に楽に商売ができるのはエンドユーザが直接触れるものを使うものを作るところと、替えのきかない中央部(株の場合なら東証)だけだと思うわけです。まあ東証はほとんど役所なので商売じゃないけどね。
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