人材獲得作戦
久々に風邪ひいて通常の仕事はあまりできず。ズルズル下がる日経平均を見ながらこれ書いてます。
最近、弊社ではエンジニアの人集め活動をいろいろしております。(ちなみにエンジニア以外は満ち足りています)
本格的にやるのは僕も初めてなので、まずは勉強も兼ねて、ということで代表的手法である
(1) 知人づてにメンタリティの近いフリーランスを獲得
(2) ピンポイントで人材紹介をしてくれるところに依頼
(3) 転職サイトに広告を出す
を同時進行でやってます。
だがいままでの感触では(2)(3)はつらそうだわ。そもそもの大前提として、優秀なヤツは既に自分でやりたいことを見つけてやっているのでこういう一般の転職市場には流れてこない、というのがあるわけですが、それよりも大きな問題が立ちはだかっている。
たとえば年俸600万でA君を採用したとしよう。それなりに試験をして応募者から選別して決定した人材だ。
で、僕の生産性を100とする。
それでも、プログラマとしての基本的なスキル、相場自体の知識、仕事自体へのモチベーション、仕事の割り振りをするコスト、等を勘案すると、3か月程度のトレーニングを経た後でも、僕+A君の総戦力はかなりうまくいったとしても130くらいに上がるだけだ。
すると30の戦力に年600万のコストというのが高いのか安いのかが問題になってくる。この相場だと、僕の戦力100が年2000万になっているかどうかが損益分岐点だ。
いちおう計算上はこれはクリアしてる(そうでなければ採用活動に踏み出していない)けど、本当に130になるかどうか、戦力のアップに伴って本当に売上も増やせるのか、今後収入が減ったらどうしようか、とか考え出すと不安でしょうがない。
人を雇って給料を出すとなると、既婚者ならその人の妻子の生活まで面倒を見ていることになるのでどうしても緊張する。
もしこれで戦力が110とかにしかならなかったらさすがにキレるぜ。「なんで1週間かけてこんなクソなコードしか書けないんだ!」と壁を蹴っている可能性大。こうやってイライラすれば簡単に総戦力は100以下になってしまう。
すでに20人いる会社が21人目を採用する、とか、もともと資本がVCとかで「所詮は他人の金さ」とある程度割り切れる状況ならもう少し気軽に構えられるのだけど、これまで自分で稼いできたものを原資に人を雇うって心理的に本当に大変だ。
もちろん、他人をうまく使うスキルと資質が僕に欠けている、というのもありますが...。こういったことはすべて諦めて一匹狼に専念、というのも有力に思えてきている。
すると(1)は有力で、過去2件良い成果が出ている(うち1件は後にやむを得ない理由でつづかなかったけど)。
やはり、既に独立していてある程度基盤がある人なら、あとくされなく気軽に頼めるので楽だし、実力的にも人間的にも信用できる。
なので、(2)(3)のルートは結局誰も採用しなくてももともと、くらいに考えてるのだけど、広告出すのに60万かかったことだし、せっかくやるからには不採用でもいくらかの成果を持って帰るべく試験問題には自分なりに工夫をこらしました。2~3カ月後にはすべての結果が出ているでしょう。
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なぜリスクを取ってまで、戦力を今以上にしたいのですか?
投稿: 名無しさん | 2009.11.19 23:55