部下と仲間
その後コメントやトラックバックやはてブ経由でいろいろ関連するものを見ていたはっと気付いた。
僕の求めているのは「仲間」なんです。「部下」じゃなくてね。
求人サイトを使った、というところから部下を求めていると思われてしまうが、僕の気持ちとしては仲間を求めていたのだ。
ただし仲間といっても、世間での標準レベルくらいのプログラマが来たところで、僕とはヤムチャとスーパーサイヤ人くらい実力差があるので戦力にならない。(こう書くとまた傲慢だと思われるんだろうけど、事実そうなのだ。もちろん「プログラマとしての実力差」だよ)
たくさん応募者がいれば1人くらい尖った奴もいるだろうと思って広告を出してみたわけです。
命令するのは嫌いです。
なぜなら、命令されるのがものすごく嫌いなので、その裏返しとして命令するのも嫌いだからだ。だいたいサラリーマンをやめた最大の動機もそれで、やめた時点では会社をつくるかどうかも決まっていなかった。
もちろんそういう考えでは組織として大きくなれないのは百も承知だけど、そもそも最初からそれは目指してない。だから僕は自分の会社は小企業だとは思っているけど、ベンチャー企業とは思っていない。
もし会社として大きくしようとするなら、よそから経営者を連れてきて、僕がその指揮下に入るようにしないといけないだろう。
僕の得意なのは、自分で作りたいソフトウェアを企画し、一人でターミネーターのごとく活躍してリリースまでこぎつけることだ。
事実、これに特化する形でここ3年ほど仕事をした結果、労働時間はサラリーマン時代の2/3になって家族との時間も充分確保できる一方、稼ぎは4~5倍になった。
自分の会社は人数こそ小さい(僕以外には、外注を除けば技術以外を非常勤で担当する人がいるだけ)が、一人当たりの粗利益でいえば日本の大抵の会社はもちろんのこと、今のマイクロソフトよりも上だし、グーグルとも勝負できる水準だ。(ゴールドマン・サックスには勝てませんがね)
作りたいソフトウェアを作って、自分と仲間と顧客が満足する仕事をして、家族と不自由ない生活をする。僕のようなタイプにとってはこのスタイルが幸せなんだろうと思う。
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