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2010.08.31

前回の補足+政治ネタ

 前回のエントリのコメントでソフトウェアの話題が面白いというのがあってハッとさせられました。
 そういうマニアックな話題は興味ある人は少ないだろうと思って最近はかかなかったけど、ときおりネタを見つけて書くようにします。
 ちょっと補足すると、僕はC++は最新鋭の戦闘機のようなもので、超スゴい技術が使われていはいるけど一般人にはあまり関係ないものになってしまったと思ってます。「超スゴい技術」は僕を含めた言語マニアには興味深いけれども、進化しすぎたために「民生用」には転用が難しいレベルになってしまった感があります。

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 今日は政治がらみでもちょっと言っておきたい。
 今日までの報道で、どうやら民主党は分裂がほぼ確実な雰囲気。相場については、世界的にも株安方向だし政局混迷を嫌気して日本株は一層下げるという読みで昨日からコール売り+先物ショートの強気の攻めで利益を得たけども、正直この先の日本はどうするのかは八方ふさがりだ。(このポジションはまだ継続中)

 過去、昭和元年からは1~2年に1人のペースで首相が交代し、その間に徐々に世界から見放され、やっとできた長期政権が東条英機というヤバい歴史とかぶっている気がしますね。リーマンショックが1929年の株価暴落相当、とすれば奇妙な符合を感じる。すると次に起きるのは満州事変か五一五事件相当、となるなあ。

 仕事上繋がりのある民主党の衆議院議員もいるのだが、彼は菅と小沢どっちにつくのだろうか...

2010.08.13

C++は何を間違えたのか

 以前Webで見かけたプログラミングの魔導書というのを買い、ちょこちょこ読み進めて今日終わった。
 タイトルはなんかものものしいが、単にC++のマニアックな話題が詰まった本である。

 新仕様のc++0xの解説もちょっとあるが、いよいよ変態の領域にきている。ムーブコンストラクタなぞとても使いこなせる自信がない。

 いま思い返せば、C++はテンプレートの病的な使い方にフォーカスしてきたあたりから風向きがおかしくなってきた気がする。テンプレートはうまくキマれば格好いいのだが、メタプログラミングのレベルまでいくとコンパイルを通すだけでプログラミング本体と同等の思考力が必要なのがきつい。
 この本も変態テンプレートはたくさん出てくるが、テンプレートでどこまでできるかの追求自体が目的化していて本末転倒である。まあ読み物としては面白いし、他の言語なら実行時にしか分からないエラーがC++ならコンパイル時に分かる!というのはメリットではあるが、結局UnitTestを書く手間を考えると実行時にしかわからなくても特に害はないからな。

 たとえばこんなくだりがある。

1994年のことであった。標準化委員会の会議中に、Erwin Unruhなる者が、ある、興味深いコードを示した。
そのコードは、コンパイル時に、テンプレートのインスタンス化を用いて、素数を計算するというものであった。これが、記録に残る初めての、テンプレートを用いた、メタプログラムのコードであった。
しかし、Erwin Unruhの本来の意図は、メタプログラミングの可能性を示すものではなかった。彼は、テンプレートを用いて、コンパイル時に計算するようなコードが書けることを、危険だと考えていた。それ故、彼は、コンパイル時に素数を計算するコードを示して、以てテンプレートの危険性を周知させようとしていたのであった。
しかし、Bjarneその他の者は、むしろ素晴らしいと、絶賛した。彼は、この意外な反応にひどく驚いたという。

 これが方向性の歴史的誤りだったよな。
 C++はこういうのではなく、2パスコンパイルにしてヘッダファイルを不要にしたり、GCを言語レベルでサポートしたりすれば今頃の情勢は違うものになったかもしれないのに、結局JavaやC#の外見的な言語仕様のベースになっただけなのはちょっとさびしい。
 10年前は何万行もC++でコーディングしてたのに今や皆無、むしろObjective-Cをよく書くようになっているのは何とも不思議な話である。

 なお、安くて物理的な場所を取らないPDF版を買ったのだが、iPadで読むとページによってはクラッシュしてしまう。これがビューアの問題なのかiOSレベルでの問題なのかは不明。

2010.08.04

GIGAZINEのあれ

 例の話題になっているGIGAZINEのあれですが...
 すごく僕が書きそうな文章だ。顛末的にも以前僕が人材募集の件でここに書いたときに似ているし、見た人の反応(2chやスラド)もそっくりだ。

 あのときのこと、プラス過去のサラリーマン時代も踏まえての経験として分かったことは、

●彼や僕が求めているような、ストイックな人材は世の中には非常にわずかしかいない
●仮にいたとしても、もともと優秀かつ独立心が高いので、一度雇ったところでじきに辞めていく確率が高い

 ということなのであまり積極的に動いても獲得できないのだ。

 一方、彼のいうように、金ばっかり要求するくせにロクに仕事をしない/できない奴がたくさんいるのも事実なので、雇う側としてはこういう変な奴を誤って掴んでしまうことは絶対に避けないといけない。ジョエル・スポルスキーの本に何度か書いてあったように、「ダメな人を誤って採用してしまうダメージは、優秀な人を誤って不採用にしてしまうダメージの何十倍も大きい」のである。

 だから僕のようにトップの才覚ひとつで仕事しているようなところでは、採用はきわめてディフェンシブにするとともに、すごく幸運に良い人が見つかったときにすぐ囲い込めるように仕事と金を内部に充分貯めておかないといけない。雇った後でその人に与える仕事を探し始める、とかでは遅いのである。

 クソな人材のために金を払うときにどんな気持ちがするかは経験しないとわからないからな。以前派遣を掴ませられたときはごく短期で40万円もかかったが、あのときはたとえ「40円」であろうともったいなくて払う気がしなかった。

 でもそんなことばかり言っていると世の中全体での雇用は増えないし、何の経験もない学生はどこで修行を開始したらいいのかというのは僕の中でも未解決のままなんだけどね。

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