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2011.03.22

第二子誕生、地震、相場

ここのところバタバタしてました。

【第二子】
 3/19に生まれました。男の子です。
 妻の入院中は、妻の妹と僕の母が家事のヘルプに来てくれたもののやはりあまり仕事にならなかった。2歳の娘はかまって攻撃がすごいし、この1週間は相場もすごかったので。

【地震と原発】
 義援金は、赤十字に30万円送りました。
 しばらくは原発推進が言い出せる雰囲気ではないだろうけど、僕としては引き続き頑張ってもらいたい。今の鉄道や飛行機だって過去の事故からの教訓が積み重なって今の安全性があるわけだし、逃げてはいけないと思います。
 ところで、今後の原発は空母の親玉のようなデカい船に搭載するのはどうなんでしょうね? 普段は陸から10kmほど沖合にいてケーブルで送電すれば津波の被害も受けないし、もしヤバい自体が発生すればケーブルを切り離してとりあえず遠い洋上に置いてからゆっくり処理をすればよい。そんなに難しくはなさそうだけれども..

【相場】
 地震発生直後は、阪神大震災のときの例を調べたりして作戦を練り、日経平均のおおむねの下値は9200~9500円、ちょっとパニックがあったとしても9000は割らない、という想定で臨みました。
 しかし火曜の原発パニックで投げさせられました! これは前例ないし、読めないよなあ。リーマンショックのときは、オプションのIV100超えは一生見ることはないと確信してたのに、3年経たないうちにまた見るとは。

 だが不屈の精神で、そこからの反発はかなり取りました。プット5500や6000をほぼ最高値に近いところで新規売りできたのと、かなりいいところで東芝をガッツリ買えたのは良かった。でもこの騒動をトータルするとややマイナスなのである。

 もう数日で相場も落ち着きを取り戻すだろうけど、目先数か月はダラダラと円高+株安と予想してます。日本の消費はこの地震でかなり冷えるし、ヨーロッパの財政不安、中国のバブル崩壊、産油国の革命、あたりもいつドカンとくるかわからないので。

2011.03.13

こういう時にこそ

 今回の地震では、自宅でワイングラスが割れたくらいしか被害はなく家族とも無事でした。帰宅時も電車は止まってたがたった2駅なので歩いても余裕です。

 何しろ今回の件で感じたが、無事だった人はこういうときこそしっかり実業をやって経済を動かすことが大事だと思う。ついWebやテレビで被災状況を見る時間が長くなってしまうが、そういうのは最小限にしていつも以上にしっかり仕事をすべきである。政府や東京電力の対応が悪いと批判するような発言をしてしたり顔をするのは(それが事実かどうかは関係なく)よろしくない。現場にはそこにいる人しかわからない苦悩があるはずで、そこまでは報道ではわからないのだから部外者は信じるしかないし、信じるべきである。

 久しぶりに、自分は日本人だなあ、と思いました。今こそ我々は各自にできる仕事を存分にやって世界に存在を示すべきである、と妙な使命感を感じています。

 おそらく、太平洋戦争で生き残った人たちも似たような思いであったろうと(もちろん何十倍も大きいが)想像します。あの戦災から復興した国がこれくらいで参るはずないのだけども、具体的には我々の頑張りにかかっている、と。

 なお株価の見通し的には、これ以上大きな悪材料が出ることはなさそうなので、月曜の急落は仕方ないにしてもそこか火曜あたりが当面の底なのではないかと予想。相当気合いを入れて買いを入れつつ、様子を見つつプット売りも混ぜる予定です(こういう局面で株をショートするのは自信があっても人道的見地からしない主義)
 ただ、長期保有してる東京電力1200株はマズいな。2~3日連続ストップ安は覚悟してます。

 あと、これをきっかけに長期金利が上昇して財政崩壊への道が加速するシナリオも有力だが、これが表面化するのはもう少し先の話。

2011.03.02

採用活動の件つづき

 さらにその後の採用活動の顛末です。
 現在、候補者は1名にまで絞り込まれました。今回の採用活動では、彼を採用するか誰も採用しないかのどちらかになる、というところまで進行しました。
 なお、2次試験は論述で、3人にやってもらいました。普通にやると3~5時間はかかる内容なので、メールで課題を送って1週間後くらいに受け取る、という形式です。ある程度まとまった量の文章を書いてもらうとその人の「地」がかなり出るので性格はかなりよくわかります。
 その結果を踏まえて候補を1人に絞り、次は面接となります。九州在住だったので交通費を払って東京に来てもらいました。幸い?酒好きとのことだったので、夕方に面接をセッティングしてそのあと飲み屋で続行、という形式になりました。

 面接だとさらにその人の性質がわかるけれども、まだ採用かどうかの判断は下せない。そこで今回は、最終試験として、かなり実際の仕事に近い内容のまとまった量のタスクを与えてみることにしました。フルタイムでやっても2週間はかかるくらいのものです。さすがにこの量だと試験の範囲を超えているので、契約上は外注ということにして、採用に至るかどうかに関わらず相応の報酬を払う、というものです。

 これだけやれば、細かい質問のやりとりや成果物のコードのチェックもできるので採用できるかどうかが見極められる。

 採用の前に、外注やインターンの形で実地の仕事をやってもらうのは有効なはず。これくらい時間をかけないとやっぱり採用ってのはできない。1人採用すれば年に何百万もかかかるわけで、オーナーからすればそういう「買い物」のために最初に数十万使って吟味するのは当然だ。1年前の採用活動ではこっちも初めてだったのでそこまで気が回らなかったけど、これからはこれも必須にしたい。

 これを機に、初めて世間でいう「就活」の実態も調べてみたけれど、あんなのは茶番以外の何物でもない。実際にいわゆる就活をやったことはないがそれくらいはわかる。
 採用人数が多いとこれだけ丁寧にはできないだろうけど、大企業が100人採用するんだとすれば、最初に1000人仮採用して、3ヶ月後に300人に絞り、6ヶ月後に100人に絞る、というくらいがちょうどいいと思うよ。

 僕のサラリーマン時代は2社あったけど、その中間の転職のときはぶっつづけで4時間の面接をしたことがある。しかもこっちは一人で、相手は経営幹部4人。あのときは死ぬほど疲れて、こんなに採用に慎重な会社はイヤだと思ったけれど、今はそれでもヌルい(実地の仕事と併用しなければ不十分)と思うのだから立場が変われば考えも変わるものだ。
 ちなみにその会社からのオファーは結局辞退したけど、会社としては優秀と思ったのでそこの株を買い、数か月後に倍になったので喜んで売ったらさらにその後数倍になりやがりました。

 まあ、試験に関しては僕の経験も特殊で、実はこれまでの生涯で受けた試験で落ちたのは次の2つしかない。

* 高校生のときの、数学オリンピック日本代表の選考
* 自動車の運転免許(仮免許すら取れず、以後再挑戦もしていない)

 他は入学試験も採用試験も(あと、未踏ソフトウェアも)外したことがないので、普通の基準からは感覚がズレていると思うけれど、採用については今後も妥協するつもりはありません。ある意味我々の仕事仲間はカルトなので、基準はどうしても厳しいのです。

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