反日デモは反資本主義
中国での反日デモの報道を見て思ったのは、一般の中国人民は市場経済に不安感を持っているんだろうな、ということである。
ここ数年の市場経済の導入により、確かに中国のGDPは急激に上昇したがそれと同時に市民は貧富の差の急速な拡大を目の当たりにし、しかも中国政府にはその差を縮小させる気はないらしいこともはっきりしてきた。
おそらくそういうことに対する漠然とした不安感や妬みが、資本主義の(一応)先輩格であるところの日本への敵意として結実したんだと思うわけよ。
たとえば1920年代のドイツで、当時起こった新しい産業にいち早く入り込んでリッチになった一部のユダヤ人がいる、という反感がナチズムを醸成したのと同じで、市場経済への反感を反日として表現しているに過ぎないと思う。
いくらなんでも単純に教科書の内容やら靖国やら云々というだけじゃあそこまでの騒ぎにはなるまい。
まあ中国のことはおいといてインテルを何とかしなければ。
今晩というか明朝、絶望的なチャンピオンズリーグの戦いを強いられるわけだが。学生のころの、全然準備していない期末試験を受ける直前のような気分だ。
最近のコメント